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好転の雰囲気!?/NFP徹底予測

為替千里眼、Yahooのヘッドラインでもギリシャの国民投票の動向が逐一掲載されているところを見ると、今回のギリシャ騒動は世界的にも注目度が高いイベント(イベントと言うには少々語弊があるかもしれませんが・・・)になってしまったのが実情ではありますが、既に反対噴出でパパンドレウ首相は既に、投票回避に向けて最大野党との調整に入ったと報じられており、市場もやや落ち着きを取り戻しつつあるように見えます。昨晩のECBは完全にノーマークだったものの、予想外の利下げにより不意打ちを喰らってしまったのが本音で、ECB会合直後の市場の急反落の反応を見る限り、利下げそのものはほとんど想定されていなかったことが窺えますが、その後は冒頭のギリシャの国民投票実施の撤回を背景に1.38Midまで急反発したといったところです。

ギリシャの国民投票回避期待から、これまでのリスク回避動意は一気に巻き返されNYダウも急反発、今日の東京株も言うまでもなくプラス先行となっておりますが、実際に債券利回りなどは然程上昇しておらず、ドル円も引続き78円割れに肉薄している状況ではありますので、為替市場に対するセンチメントはそれほど大幅に改善しているとはいえない状況です。ギリシャの国民投票に関しては、依然として不透明な状況でありますが、それとは別に昨晩利下げを実施したECBについては引続き12月の会合での25bps利下げが予想されているところではありますので、中長期的に見ても継続的な上昇は見込みにくく、バークレイズでは既に3ヵ月後のユーロドルのレートを1.30前後と予想している状況であります。

本日は、ギリシャにおける内閣信任投票、G20首脳会議および米雇用統計が注目されるところですが、パパンドレウ首相の信任投票に関しましては、与党議員の離党や与党内での首相に対する批判の高まりなどから不信任となる可能性が高まっており、その場合は最大野党との連立政権交渉、そして国民投票は見送りになるとみられ、一旦はユーロ買いの材料となるかもしれませんが、言うまでもなくIMFによる支援実行が遅延することとなりますので、そうした観点からは売り材料として判断されるところです。ユーロ絡みに関しては引続きヘッドラインに左右される展開、米サイドは雇用統計次第といったところなので、まずは雇用統計の参考材料となる足元のマクロを振り返ってみたいと思います。(カッコ内の数値は前月値です)

■Fed製造業インデックス
エンパイヤ:3.37(-5.43)
フィリー:1.4(-3.0)
リッチモンド:-7(7)
ダラス:15.1(13.4)

■ISM Report On Business
製造業:53.5(53.8)
非製造業:53.3(48.7)

■ISM Chicago
62.3(60.6)

■IJC
1週目:39.1万件
2週目:40.1万件
3週目:40.4万件
4週目:40.3万件

■CB消費者信頼感
雇用は十分:3.4%(5.6%)
就職は困難:47.1%(49.4%)

■ADP雇用報告
+11.0万人(+9.1万人[修正前])

■NFP各社予想
ドイチェ:11.0万人
バークレイズ:+10.0万人
シティ:+9.5万人
NYメロン:+9.0万人
Wファーゴ:+7.0万人


NFPの数値予想に関しましては、民間雇用が12〜13万人程度、政府部門が-3〜-4万人程度といったところです。IJCの4週平均が前回の42万件前後から相当に低下しておりますので、失業率の低下が期待されるところではありますが、実際に市場予想は9.1%のフラット予想が多く、Fedのスタンスから言っても大幅な改善は見込みにくいのが実情です。Fedの公式予測では、2012年の失業率平均が+8.5%と予想されておりますので、年末から年初に掛けてはある程度の改善に向かう想定かと思われますが、その根拠については不透明で労働市場に関しては引続き下振れのリスクがあるという状況です。NFPに関しましては、ADPの結果を踏襲するような予想値となっておりますが、個人的には引続き政府部門が足枷となり、10万件を下回る結果を想定しております。まぁ、この辺は流動的ではありますので蓋を開けてみないと分かりませんが、上記マクロの雇用指数も強弱マチマチ・・・強いて挙げればISMのサービスセクターの雇用増が顕著となった点はプラス評価ですが、前月値が+10.3万件と堅調だったということを考えると、若干反落リスクがあるのかしら?っといった感じです。

では、午後も頑張りましょう!

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