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10月失業率は若干低下,NFPは予想以下の数字も前月上方修正でドル堅調

U.S. Jobs Gains Show ‘Frustratingly Slow’ Growth

10月非農業部門雇用者数: 80K (予想:95K,前回:103K,前回改定:158K)

10月失業率: 9.0% (予想:9.1%,前回:9.1%)

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10月の失業率は9月より0.1%低下の9.0%でしたが,NFPは予想よりやや低い80Kの増加でした。また,前月のNFPは103Kから158Kまで上方修正されています。欧州でギリシャ首相のドタバタ劇場が開かれている中で,予想は外しましたが現状維持に近い数字だと思います。ユーロドルはいったんユーロ高に振れたあと今度はドル高に方向転換です。雇用統計は発表後10分はまず様子見で良く,その後の本当の相場の流れに乗るようにしましょう。

製造業: 5000人 (前回:-3000人) ※製造業はマイナスからプラスへの振動で不安定
建設業: -2万0000人 (前回:2万7000人) ※建設業もこんどはマイナスに転換し不安定
金融業: 4000人 (前回:-5000人) ※金融業もマイナスから一時的なプラスに反転
リテール部門: 1万7800人 (前回:1万3300人) ※リテール部門はまあ堅調な流れ
民間部門: 10万4000人 (前回:19万1000人) ※実はサービスセクターのプラス差分が低下が影響
政府部門: -2万4000人 (前回:-3万3000人) ※政府部門は連続でマイナスを維持(もはやドヤ顔)

今月は,建設業が大きくマイナスになりましたが,リテール部門と輸送部門が上方に振れましたので増加率の低下は少しで済みました。プロサービス・教育・ヘルスケア部門などは引き続き拡大していますがその増加率は低下しています。全体としてはNFPは拡大基調であるもののそのペースはスロー過ぎると考えられます。オバマ大統領はこの統計を利用して,減税とインフラ建設の公共事業を含む4470億ドルの雇用創出プランを議会に承認させようとするでしょう。(この政策の財源の一部は富裕層への増税からまかなわれる予定なので共和党の反発は必至です。)首尾よくこの雇用創出プランが実施されても部分的でしょうし,ある程度の効果が出るのは6か月程度は先の話でしょう。それまでは大して変化のない雇用統計の定点観測で終わるかも知れませんね。

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