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鉱工業生産2月は約3年ぶり高水準、主要業種でリーマン前回復へ

[東京 31日 ロイター] - 経済産業省が31日発表した2月鉱工業生産指数速報は前月比2.0%上昇となった。ロイターの事前予測調査では前月比1.2%上昇と予想されていたが、発表数値は予想を上回り、およそ3年ぶりの高水準となった。1─3月期は4四半期連続の増産となる公算が大きい。乗用車やはん用・生産用機械などが大きくけん引。加えて化学製品、電子部品・デバイスなどリーマン・ショック前の水準を回復している主要業種もあり、生産は本格的な回復局面を迎えている。

出荷は前月比0.1%低下と微減、在庫は同0.9%上昇したが、経済産業省では「在庫積み増し局面」に入ったとみている。これまでの生産調整により在庫水準が低下、需要の伸びを見込んで企業が意図的に在庫を増やしているもようだ。

2月の生産指数は102.2で2014年1月以来の高水準となった。けん引したのは輸送機械。普通乗用車やエンジンなど乗用車類が好調。生産水準自体はリーマン・ショック前には及ばないが、14年の消費増税前に並ぶ高水準。生産計画も3月は弱めながら、4月は2桁増となっている。

次いではん用・生産用・業務用機械工業の寄与も大きかった。建設機械やロボットなど満遍なく好調で、08年夏場ごろの水準を取り戻している。

化学工業も化粧品などを中心に歴史的高水準に上昇している。

電子部品・デバイス工業は5カ月ぶりに低下したが、こちらも高水準を持続しており、リーマン・ショック前の水準と比べてもそん色がない。前年比では2桁増の水準となっている。

生産予測指数は3月が前月比2.0%低下、4月が同8.3%の大幅上昇となった。経済産業省によると、例年以上に4月が強くなっているもよう。予測指数通りであれば、1─3月は前期比1.3%上昇し、4四半期連続の増産となる見通し。もっとも、経済産業省の試算では3月の実績値は0.3%程度のマイナスと小幅な減少となる見通し。

経産省は生産の基調判断を「持ち直しの動きがみられる」として据え置いたが、1月と2月の生産指数の平均は昨年第4・四半期を大きく上回っており、このペースであれば、今年第1・四半期の生産も前期比プラスとなる可能性が高いとみている。

*内容を追加します。

(中川泉 編集:山川薫)

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