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橋下氏はどんな実績を残したのか検証してみよう〜(1)府の財政は黒字に?いいえ、赤字は過去最高に悪化

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橋下氏が福祉や教育や社会保障を削減して市民にしわ寄せしながらもなお赤字を増大させてしまったのは無為無策、かつ大阪経済の地盤沈下に拍車をかける有害な政策しかとらなかったからです。橋下氏は、何かを削るぶち壊す(しかも福祉や教育や文化や弱者に対する政策から削りぶち壊す)才能はあっても、新しくプラスのものを生み出す才能はない、ということは言えそうです。何かを削る、ぶち壊すだけなら子供にだってできますね。

こちらを見てもらうとわかりますが、大阪市の借金は減っているのに、大阪府の借金は増えています。過去最高の赤字です。
http://goo.gl/2D8g4

平松氏は借金も減らしたし大阪市の地下鉄も黒字にしました。それなのに大阪市の赤字を攻撃し、自分は黒字に転じさせたと堂々とうそぶく。こういう悪質なごまかしを平然とやるという時点で政治家としての資質は大いに疑われます。

もっとも
「なんで『国民のために、お国のために』なんてケツの穴がかゆくなるようなことばかりいうんだ?政治家を志すっちゅうのは、権力欲、名誉欲の最高峰だよ。自分の権力欲を達成する手段として、嫌々国民のため、お国のために奉仕しなければいけないわけよ。(略)ウソをつけない奴は政治家と弁護士にはなれないよ!」(『まっとう勝負!』小学館より)
これが橋下氏の持論のようですので、いくら「本音をズケズケ喋らはる人」でもこういう人では悪質なごまかしなしの誠実な政治を望むのは最初から無理でしょう。

ところで、どうして過去最高の赤字に転落したのにまるで黒字に転じたかのように装えたのか、というとカラクリは簡単です。
府は借金を「収入」として計上することができるから、です。2割しかいない少数派の府民さんからの垂れ込みを転載しましょう。
(引用開始)
減収補てん債および行政改革推進債の発行して得たお金は、「収入」として計上。あれっ、これって借金じゃないの? http://www.pref.osaka.jp/attach/5406/00019316/tyukan-hokoku-gaiyo.pdf 以下、不正経理の実例
橋下知事、「赤字回避宣言」を撤回

橋下知事は28日の記者会見で、府が11年ぶりに赤字を回避したと宣言した今年度の一般会計予算について「いい加減な公会計制度の下での赤字からの脱却」と述べ、事実上撤回した。府の一般会計が6基金から借りている約1500億円が予算書に計上されていないためで、知事は「財政的に粉飾してきたと思う」と話した。

基金からの借入金について知事は「いつ返すのか決まっていない。これは借り入れじゃなくて使い込み」と批判。府以外にも同様に基金から借り入れている自治体があるとして「基金から借り入れて、何とか(財政上の)数字を合わせている。ぼくが予算書を読んでもわからない。真実の数字に基づいた会計制度にしないといけない」と主張した。近く原口一博総務相に「総務省の財務諸表に対する考え方を改めてほしい」と要望するという。 (2009年10月29日 asahi.com)

公務員がやったことで知事に責任はないよって言い訳は通用しませんよ。
【大阪府基金条例】第四条 知事は、財政上必要があると認めるときは、確実な繰戻しの方法、期間及び利率を定め、基金に属する現金を歳計現金に繰り替えて運用することができる。 (昭五八条例八・平八条例九・一部改正、平二一条例八・旧第三条繰下・一部改正) 基金からの繰り入れは知事が判断することですからね。知らなかったでは済まされないことですよ。

大阪府が出資5法人に短期貸付繰り返し、外部監査人が是正請求

大阪府が五つの出資法人に対して低利の短期(単年度)貸付を繰り返していることについて、府の包括外部監査人(中西清・公認会計士)は8日、「実態は長期貸付で、不当な財政操作にあたる」として、早期是正を求める報告書を橋下徹知事と府議会に提出した。

報告書によると、府は2008年度、育英会や土地開発公社など5法人に計1193億円を貸し付け。年度末(3月31日)に全額の返済を受け、09年度当初(4月1日)に改めて1153億円を貸し付けた。法人側は金融機関から2日間のつなぎ融資を受けてしのぎ、利息計750万円は府と法人が負担した。

府財政が悪化した1998年度以降、予算上、各年度の歳出(貸付額)と歳入(返済額)の帳尻を合わせて財源不足が表面化しないよう、長期だった貸付を短期に切り替えていた。
しかし、監査人は「歳入歳出という財政の根幹の数字を操作しており、不当」と指摘。11年ぶりの黒字転換を果たした08年度一般会計決算についても、こうした操作がなければ853億円の赤字となり、国の管理下に置かれる「財政再生団体」に転落していた、との試算を示した。

府は10年度から、育英会、土地開発公社、住宅供給公社の3法人について廃止し、金融機関からの長期借り入れに切り替えさせ、残りの2法人についても将来的に廃止する方針。
(2010年2月8日 読売新聞)
(引用ここまで)
こちらも是非 ◆opeblo「府財政を短期間で救った」芝居の終幕の件
http://d.hatena.ne.jp/opemu/20110731/1312098313 つまり、…コント風にすると↓こんな感じ?

  「財政3年連続黒字です!(キリッ」
「すごいですね!どうやったんですか?」
「借金して歳入を増やしました!(ドヤッ」
「えっ?」
「えっ?」
(by観測霊さん)

ということです(笑) 驚くことに、大阪財政は橋下氏のおかげで黒字になったといまだに信じている人は少なからずいるようです。。

「粉飾決済」のカラクリは既にWikipediaにさえも掲載されていますから、未だに橋下氏が大阪府財政を黒字にしたと思い込んでるおめでたい人は一度見て欲しいです。http://goo.gl/oDSUZ 府の財政を悪化させた一因に新バカ殿城、こと咲洲庁舎購入の大失策があります。それは次回にしましょう。

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