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トランプ流に限界?

アメリカのトランプ大統領の独善的なやり方の限界が現れている、と報じられています。

ひとつは、トランプ政権が最優先課題に掲げる医療保険制度改革(オバマケア)見直しのための代替法案を、下院本会議で予定されていた採決直前に撤回したことです。

トランプ大統領も、撤回に同意した、ということです。

野党民主党に加えて、与党共和党内からもオバマケア完全撤廃を求める保守強硬派などが反対して、可決に必要な票を獲得できませんでした。

オバマケアは、公的補助を通じて所得が少ない市民への医療保険拡大を目指すもので、日本のように国民皆保険でなく、金持ちしかよい医療が受けられないアメリカで、オバマ氏が断行したものです。

トランプ氏は、保険加入の義務化を廃止し、低所得者向けの公的医療保険を縮小する法案を早期に提出するよう共和党に促してきました。

しかし、共和党内の強硬派の反対に加え、無保険者が増えることを懸念する穏健派の反対もあり、妥協に至らなかった、とのこと。

この法案の成立は、トランプ氏が議会と連携しながら政策を遂行できるかどうかの試金石とも見られていて、交渉力に疑問符が付く結果になっています。

また、イスラム圏からの入国を一時禁止する大統領令を見直し、入国禁止の7ヶ国からイラクを除き、永住権者やビザの所持者を対象としないなどの大統領令を再び出しましたが、これも裁判所から執行停止になっています。

威勢のよい発言で大統領になったトランプ氏ですが、期待先行のトランプ相場が続いてきたものの、米国市場では政権運営に対する不安から、このところ株安が続いています。

トランプ氏の限界が見えてきたことは、世界の秩序からしても当然のことだと思います。

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