
[ワシントン 20日 ロイター] - イラクのアバディ首相は20日、トランプ米大統領とホワイトハウスで初めて会談し、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討に向けて、米国から「支援を継続するだけでなく、さらに拡大する」との確約を得たことを明らかにした。一方、軍事的な支援だけでは不十分だとの考えも示した。
首脳会談の数時間後に、ワシントンで行われたフォーラムで語った。アバディ首相はトランプ大統領について、オバマ前政権よりIS打倒に熱意を持っているように見受けられたと語った。
一方、ホワイトハウスの声明によると、トランプ大統領とアバディ首相は「軍事力だけではテロリズムを打ち負かせない」との考えで一致し、エネルギー分野を含む経済的な連携強化を打ち出した。
アバディ氏は同フォーラムで「地域に繁栄や安定を迅速に取り戻すため」のさらなる金融支援を国際社会に呼び掛けた。