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南スーダンPKO主力撤収 日本国民の命に対する覚悟 医療と戦争

南スーダンのPKO主力部隊の撤収が発表されました。(南スーダンPKO、陸自施設部隊が撤収へ これまでの経緯は?)本当唐突な発表のようで、自衛隊現場は混乱しているようです。

東大の池内恵先生のFBから東京外国語大学の篠田英朗先生の記事です。(自衛隊の南スーダンからの撤収について)その前の記事(「衝突」・「戦闘」をめぐる「言葉遊び」はなぜ生まれるか)も私も以前書いた記事でほぼ同じ内容のことを書いていますが、日本国民の覚悟について書いてみたいと思います。

昨日なんどもなんども病状について話し合っている患者さんにきつい言葉で言ってしまいました。
「痛い検査はしたくない、副作用のある治療はしたくない、これだけ医療が進歩したのだから何か他にいい治療があるのでは 、なんか生活習慣が乱れて調子が悪いから入院させて欲しい」

思わず、
「無い物ねだりをしてどうするの?その年になって恥ずかしくないの?検査ができていないで診断もまともにできていないのにどんな治療ができるというの?同じことを今まで何回言ってきたの?そんな週刊誌のようないい加減なことを僕はできないよ。長い付き合いだから僕がどんな人間かわかってるよね」

患者さんも最後は納得して
「どうしても不安になって、以前聞いたことを忘れてしまうんだよ、先生それを許してくれよ」
と言って帰って行きました。

自分の年齢、病状を認めたくないという感情から生まれる仕方のない精神的反応なのですが、寄り添いだけでは前へ進まないとき時折意図的に強い言葉をぶつけます。時間がかかり疲れるのですがこの人にとって良い結果を導くと信じて行動しています。(付き合いが短いと失敗することがやはりありますが)

これは医療における死への覚悟の現状ですが、戦争という現状においても同様に覚悟がないため、結論を出さない馬鹿げた議論が日本では繰り返し行われています。

「「衝突」・「戦闘」をめぐる「言葉遊び」はなぜ生まれるか」からの引用です

>南スーダンPKO参加で日本が何をしようとしているのか、踏みとどまって何をしようとしているのか、撤退することによって何をしようとするのか、という政治的議論であろう。 PKO法が議論を邪魔している、いや憲法が議論を邪魔しているのだ、という言い方もできるのかもしれないが、果たして本当にそうなのだろうか。果たして憲法は本当に「参加五原則」などを求めているのだろうか。 結局、なぜ日本では必要な政治的議論がなされないのか?といえば、誰もそのような議論をしたくないからではないか?と、私は疑っている。
本質を議論しないことはこの国際貢献においても、いや戦争という行為において日本では戦後話し合わないことの美徳が続きました。日本の今までの平和がその理由です。それは北朝鮮がミサイルを日本海に飛ばす今の時期でもそうです。北朝鮮への非難決議には野党もすぐに協力しましたが、今こそ野党は政府としっかり今後の安全保障について理想論ではなく具体的に話すべきです。

「自衛隊の南スーダンからの撤収について」からの引用

>しかし、私も日本人の端くれである。これが日本社会のぎりぎりの落としどころだ、ということが、わからないわけではない。残念だが、仕方がない。これが日本だ。
>気楽である。誰も具体的な方策に関心がないのだから。抽象的かつ非現実的な言い方で、「日本政府は、自衛隊派遣以外の方法で、早く南スーダンを平和にするべきだ」、と言い続けておけばいい。それで日本社会ではOKである。
イラクにおけるサマワとバクダットの関係を考えると、南スーダンの危険度は多分イラクの状態と変わらないと思っています。ただ死者は出ない前提のPKOでもし死傷者が出てしまったら政府は持ちません。それゆえ自衛隊員の安全を考えるのであれば撤退はやむをえません。ただし国際貢献は?です。そう憲法含めて変える動きをしていない以上このような無駄な議論は続きます。

いつも現役時代に感じていたことです。「死者が出ない限りこの国の安全保障をまともに論じることはできないんだろうな。」それだけ今までの日本は平和だという裏返しなのですが、死という現実、戦争という現実を日本人がまともに考えなくなった時代だと感じています。

根拠のない免疫治療を行っている病院のCMがどうしてもブログ画面に出てしまっているようです。(それこそヤフーのCMにも出ているくらいだから仕方ありませんが)全く関与していませんし、彼らの治療を基本否定していることを念のため書かせていただきます。

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