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ドルが対ユーロで下落、ECB総裁発言受け=NY市場

[ニューヨーク 9日 ロイター] - 9日のニューヨーク外為市場では、ドルがユーロに対して下落した。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が極端な金融緩和を通じて市場を支援する必要性は低下しているとの見解を示したことを受け、ユーロが買われた。

ドラギ総裁は、ECBは今回の声明で、成長とインフレを促進するため利用可能なあらゆる措置を利用するとの文言を「緊急性がもはや存在しない」との理由で削除したと説明。ECB理事会が来年のユーロ圏のインフレと成長の見通しを上方修正したことも明らかにした。

ドラギ総裁の発言を受けてユーロ/ドル<EUR=>は一時1.06ドルを突破。直近は0.5%高の1.0593ドル。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は一時、この日の安値となる101.700まで下げ、終盤は0.2%安の101.880。ドル/円<JPY=>は0.55%高の114.95円で推移している。

シティグループ(ロンドン)の欧州G10FX戦略部門を率いるリチャード・コチノス氏は「ECBはユーロ圏の2018年のインフレと成長の見通しを引き上げ、(ドラギ総裁は)リスクは依然として成長を下振れさせる方向に傾いてはいるものの、和らいだとの見方を示した」と指摘。こうしたECBの動きを「市場が(ユーロ相場にとって)多少ポジティブな要因として受け止めたことは明らかだ」と述べた。

またワールドワイドマーケッツ(ニュージャージー州ウッドクリフレイク)のチーフ市場ストラテジスト、ジョセフ・トレビサニ氏は、ドルは反落する時期が到来していたと話した。

オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)などが前日に発表した2月の全米雇用報告では民間部門の雇用者数が29万8000人増加。また米連邦準備理事会(FRB)当局者からはタカ派的な発言が相次いでいる。こうした中、市場が織り込む利上げの確率は今週、90%を超えた。

一方、資源国通貨とされるカナダドル、豪ドル、ニュージーランドドル、ノルウェークローネは原油相場の下落を嫌気して軒並み値下がりした。

LMAXのアナリストチームはカナダドルが売られた要因として、米国の利上げ観測と原油安に加え、カナダ銀行(中央銀行)が同国経済の見通しに懸念を表明したことを挙げた。

ドル/円 NY終値 114.91/114.98

始値 114.65

高値 114.99

安値 114.54

ユーロ/ドル NY終値 1.0575/1.0579

始値 1.0561

高値 1.0615

安値 1.0543

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