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日本人が「ヤマトびいき」になるのは現場の力だと思う。

リンク先を見る家には黒猫がいる。飼い主のひいき目だが、結構可愛いと思う。

そして、僕はクロネコのヘビーユーザーでもある。自宅で仕事をしているので、アマゾンをはじめとした通販はいろいろと助かる。

つまり、黒猫の世話をしつつ、クロネコの世話になっている。それを知っているのか、クロネコの持ってきた箱に、黒猫は入り込む。いや、それはどこの猫でもそうなのか。

いまヤマト運輸をめぐるニュースが連日のように飛び交っている。SNSを見ても、周りの空気もヤマトに同情的だ。

「値上げも27年ぶりならやむを得ないだろう」

「少し不便になっても構わない」

「アマゾンがやり過ぎで、そこまで早くなくてもいいよ」

そんな感じだ。

このあたり、総量抑制から、未払い残業代の話、さらに値上げに至る一連の情報コントロールの可能性については、いろいろな見方がある。どこまで意図的かはわからないが、なるほどなと思うところはある。

でも、多くの人がクロネコ贔屓になっているのは、もっと単純な理由もあるんじゃないか。それは、ヤマトの配達員に対する好感と信頼だと思う。

いま、家に配達している人はKさんという男性が中心で、時折女性のYさんも来る。その前はベテランのMさんで、その前はTさんだった。

という具合に、個人の「顔」がわかる。向こうもわかっているので、再配達もスムーズになる。「急がないから無理しないでください」みたいなやり取りにもなる。

自宅近所を歩いていたら「Mさ~ん」と呼んでいる女性がいた。やはりみんな知っているのだ。そして、今までのエリア担当者はみなしっかりした人ばかりだ。

僕は、数年前に同じ町内で引っ越した。「丁目」まで同じで歩いて3分くらいなのだけれど、毎年夏になると昔の住所に届け物を送ってくれる企業があった。リストに載っているようで、いただけるのはありがたいけれど更新されなかったのだろう。

ヤマトの人はちゃんと新住所に届けてくれる。郵便局は1年経ったら、転送もそこまでだ。またヤマトの競合となる他社の悪口は、よくSNSで見る。そして、「うちもこんなにひどかった」というエピソードが連なり、僕も「ああ、あったな」と思わず書き込みたくなったりする。

だから、親しい人にモノを送ってもらう時は「できればヤマトで」と言うこともある。

もちろんヤマト運輸だって万全ではないだろうし、クレームもあるだろう。しかし、長年にわたって築いた信頼は相当なものだと思う。

現場の信頼の積み重ねが、ブランドをつくる。って、もう誰だってわかっているような話で、言葉にすれば校長先生の訓話のように陳腐だ。でも、陳腐なお話こそ、実現することは難しい。

ちなみに、僕が白猫を飼っていたとしても、もちろんクロネコを応援したと思う。

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