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「117」と「177」ネットの普及でどれだけ利用回数が減ったのかNTTに聞いてみた

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私達が、普段何気なく生活をしている中で、気付かずに通り過ぎているものの、よく考えたら不思議だなという素朴な疑問。

この連載では、そんな気づかずに通り過ぎている疑問をあえて捕まえて、徹底的に調べ上げるというお節介なことを不定期で更新していこうと思います。

117と177 誰が使ってるの?

写真AC

記念すべき第1回目のテーマは「117と177。どんな人が利用しているの?」

NTT東日本・NTT西日本が提供しているサービス。117と177。117は、現在の時刻を教えてくれる時報サービス。177は、電話をかけている地域の天気予報を教えてくれるサービスです。

昭和生まれの人なら誰もが一度は利用したことがありますし、子供の頃、いたずら心で、ダイヤルを回してみた人もいるかもしれません。

もうちょっと世代が若くなると、ダイヤルを回すなんてことはなく、プッシュしていたになるので、回していた世代の方は昭和生まれ確定ですが、それは余計なお世話。

話を戻して、これだけインターネットが発達した時代。スマホを開けば、時間は分かるし、天気もちょっとググれば、すぐ出てきます。アプリを入れれば、天気すら、画面にパッと出てくる。

そんな時代に、わざわざ電話をかけて、天気とか、ましてや時間を調べようという人がどれだけいるのか。NTT東日本・NTT西日本からしてみれば、「ほっといてくれ」って話をあえて調べてみました。

ググるなカス

リサーチの基本は、電話。インターネットで、知っていそうなところを調べて、まずは電話。ネットに載っている情報を鵜呑みにして記事を書くなんてのは、プロの世界ではご法度とされています。

今回は、電話の3桁番号サービスを行っている、NTT東日本さんに直接電話をかけてみました。対応していただいたのは、NTT東日本の広報さん。

おおたけ(以下、お)「あの、LINEの会社で、LINEスタンプを作ってるとこなんですけど、そこにインターネットのBLOGOSというサイトがありまして…」

って、説明が超めんどくさい!LINEとBLOGOSが結びつかない。しかし、そんな謎な電話にも快く対応していただいたNTT東日本の広報さん。

今回は、117と177の年代別の利用者数の推移と、もし分かれば、どんな方が利用しているのかを伺いました。

NTT東日本広報(以下、広報)「かしこまりました。ちょっと調べるのにお時間がかかりますので、数日、お時間をください。」

優しい!マジ神。いきなり電話して、しかもこんな意味不明な問い合わせにもかかわらず、時間をかけてじっくりと調べてくれるだけでなく、それを後日、先方から電話で知らせてくれる。大企業の対応は違います。

NTT東日本さんからの連絡を待つこと数日、その間は、特にすることもないので、家で寝たり、ひたすら寝たり、外を眺めたり(他に仕事ないの?)と、悠々自適な日々を過ごしていました。

数日後、見知らぬ番号から着信あり!食い気味に電話に出ると、NTT東日本の広報さん。

広報「利用者の推移ですが、すべての年代のデータがないので、分かる範囲のものだけメールでお送りします。」

というわけで、重厚な資料を送っていただきましたので、ご紹介させていただきます。

かつては年間4億回以上使われていた「117」

まず、時刻を伝える117の時報サービス。

1955年のサービス開始時で約5.3万回/日
1984年頃で約120万回/日、1997年頃で約100万回/日
2017年現在については1日あたりの利用数データを取得していないため、年間の利用数のみになります。

2011年度 約1,600万回
2012年度 約1,300万回
2013年度 約1,100万回
2014年度 約900万回
2015年度 約800万回

※NTT東日本(神奈川、山梨、長野、新潟以東の17都道県)の
  加入電話/INSネット、ひかり電話からのコール数です。

バブル景気が始まる1986年よりも前に、1日で約120万回も使われていたというから驚きです。2011年度からは年間の利用数のデータになりますが、1986年の年間利用回数を、1日120万回で計算してみましょう。

120万✕30(1ヶ月)✕12(1年)=4億3200万回。えっ?日本人が年間でそんなに時報を聞いてたの!?と耳を疑う数字です。

ちなみに、1984年の日本人の人口は、1億2003万5000人。(人口推計)(総務省統計局)(http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?bid=000000090004&cycode=0)(2017年2月12日に利用))

日本人が年間に3回以上、時報サービスを利用しないと4億3200万回にはなりません。当時は大変多くの方が利用していたことが、よくわかります。

15年で13分の1に減少した「177」

さて、続いては、177の天気予報。こちらのデータを見てみましょう。
1955年のサービス開始当時の記録は残っていなかったので、情報公開できる範囲のデータをいただきました。以下のとおりです。

2000年度 約9600万回  2001年度 約7400万回
2002年度 約6700万回  2003年度 約5300万回
2004年度 約5000万回  2005年度 約4100万回
2006年度 約3500万回  2007年度 約2800万回
2008年度 約2300万回  2009年度 約1900万回
2010年度 約1500万回  2011年度 約1200万回
2012年度 約1000万回  2013年度 約900万回
2014年度 約700万回   2015年度 約600万回

※NTT東日本発信のコール数で、他事業者及び携帯電話からの利用件数は含んでおりません。

2000年度〜2015年度までの比較的新しいデータになりますが、分かりやすく右肩下がり。やはり、テレビやネットの発達が影響しているものと思われます。

「時報」と「天気予報」の利用数が重なっているのは、2011年度〜2015年度になりますが、これをみると、常に、時報の方が多く利用されていることが分かります。

でも、これもちょっと意外ですよね。天気予報の方が利用しやすいような気もしますが、時報の方が利用されています。腕時計があるのにとも思いましたが、その時計の時刻を合わせるために利用していたのでしょうか。う〜ん、謎です。

NTT東日本の広報さんによれば、「利用されているのは、視覚障害をお持ちの方、ご年配の方、多種多様な方が利用されていると思われます。」との回答でした。

確かに、視覚障害の方、特に全盲の方にとっては、時刻や天気を声で教えてくれるので、便利なサービスですよね。

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