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医師のコミュニケーション能力 セカンドオピニオンならまだしも、外来では時間的につらい

今私は血液疾患の患者さんや家族に対してネットでセカンドオピニオンのようなものをやっています。(詳細はこちら参考

そこでこんな会話がありました。

>私が「主治医にもっと相談しましょう」と伝えたところ、「主治医の先生はあまり語ってくださる人ではない」と返されました。

この会話を今の医療の辛い状況とFBに乗っけたところ、それに対するコメント

>実際はなしをしても、あしらわれる、と、ききます(*´Д`*)

今まで何回も書いてきていますが、あくまで一般論ですが正直医師はコミュニケーションがそれほど得意ではありません。それこそ不安が強い患者さんの気持ちを和らげる能力は正直看護師さんたちの方が高いこともよくあります。そして一番の問題はその手段を外来で行うには時間が絶対的に足りないということです。

私もついこの間ある患者さんから転院を要求されました。正直いくらしっかり話しているつもりでも、一つのきっかけで心は動きます。その患者さんはすぐに治療をすることがいいかどうか今でも結論が出ていない疾患なんですが、病態が変動した時におそらく私の対応に多分不安を感じられたのでしょう。

簡単ではありません。緊急な処置を行わないと命にかかわるのであればあまり悩まないのですが、そうではないもの、治療することのリスクが高いものなんて本当説明が難しくなります。まあ言い訳になるんですけど。

一生懸命抗がん剤治療の話をして、リスクはこれこれですが頑張りましょうと言っても「もう何をやっても死ぬんでしょう 」と言われると本当ガッカリします。それでも励まし、そして考えを尊重したら30分なんてすぐ。そこに検査はしたくないなんてもよくありますからまた時間が伸びる。そうすると親身になってのコミュニケーションやりたくなくなるんですよね。

何かを改善しなければいけないんだと思いますが、具体的な改善策は出てきません。それぐらい病気の説明は難しいんです。だからかかりつけ医なんて簡単にはできないと思っています。

根拠のない免疫治療を行っている病院のCMがどうしてもブログ画面に出てしまっているようです。(それこそヤフーのCMにも出ているくらいだから仕方ありませんが)全く関与していませんし、彼らの治療を基本否定していることを念のため書かせていただきます。

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