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これも一つの教訓

震災前に不明の女子高生、遺体で発見 がれきの下から(2011年5月6日朝日新聞)
 福島県警は6日、同県南相馬市内で先月見つかった遺体が、震災前の2月に行方不明になり、事件に巻き込まれたとみて公開捜査していた同市の女子高校生と判明した、と発表した。身元がわかる前に火葬され、死因や死亡時期は不明のままとなった。

 発表によると、同市原町区、県立相馬農業高3年だった清水沙也香さん(当時18)。県警などが震災と津波による行方不明者の捜索活動をした先月18日、自宅の約10キロ南、福島第一原発の約14キロ北にある同市小高区の沼地のがれきの下から見つかった。

 遺体は損傷が激しく、県警は検視してDNAを採取後、身元不明の遺体として市に引き渡した。火葬後の6日になってDNAから身元が判明したという。

 清水さんは2月19日午後、「男友達に会いに行く」と家族に告げて外出し行方が分からなくなった。交際していた20代の男性が県警の任意の事情聴取後の同月25日、同市内で自殺しているのが見つかった。

 県警は「遺体には事件性を疑わせる痕跡もなかったため、司法解剖はしなかった」と説明。引き続き、交友関係を中心に捜査している。
日本の体制では、震災後、被災地で発見されるご遺体を、ほとんど解剖することはできない。結果、このようなことも出てくる。ある意味、解剖をしなければ、如何に事件があるかないかを判断できなくなるかということでもある。どんな状況であっても、できる限り、しっかり死因究明をしておくべきということなのだろうが、これも一つの教訓だろう。今回のように、数万人規模なら仕方がないが、数百人規模であれば、オーストラリアの山林火災では全例解剖できたわけで、しっかり対応できるようにしなければならない。そうした準備をしておけば、数万規模の災害の場合でも、震災関連死の死因究明に役立ちもするだろう。

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