記事

児童養護施設退所後について

【要旨】

 児童養護施設退所後、進学した時の身元保証制度が国の制度から漏れている事を地元で指摘され、それを国会で取り上げる。来年度から制度に入ってくることを言明。


【本文】
 国会質疑のテーマというのは、色々な所からアイデアを得ますが、よくあるのが「地元で伺う話」です。すべての原点は地元にある、私の信条です。

 さて、先日、地元のとある児童養護施設でお話を聞いた際、「うちを退所した後、進学する時、身元保証に対する国の補助がないので、自分(施設長)が全額負担する形でやっている。どうにかならないか。」という指摘がありました。

 私はすべての人に「チャンスは必ずある。だから、それを掴んでほしい。」と誰よりも強く思っています。普通の家庭に生まれ、金銭的に非常に優遇された環境にあったわけではありませんでしたが、多くのチャンスを私は社会から貰いました。外務省に行き、世界を駆け巡る経験もさせてもらいました。その恩返しはしなくてはならないという使命感があります。

 児童養護施設を出ると、その青年は非常に不安定な状態に置かれます。それを少しでも支えることが出来るようにしなくてはなりません。学業の道を進むのであれば、そこをフォローするのが政治の使命です。

 ということで、よく調べてみると「身元保証人確保対策事業」というものがありました。何かと言いますと、児童養護施設退所後、就職したり、アパート等を賃借する際に、施設長等が身元保証人となる場合の損害保険契約に補助を行っています。しかし、就学時の身元保証については、現在対象となっていません。なので、上記のように施設長が全額負担しているのが現状です。

 ただ、施設長の個人的なリスクに依拠するのはおかしいわけでして、しかも、数が増えてくるとその負担もバカにはなりません。さすがにこれは改善の余地ありだろう、と思い、衆議院予算委員会第一分科会で質問しました(ココの緒方林太郎の22:50くらいからです。)。

 質疑を見ていただければ分かりますが、来年度から就学時の保証も制度に加えていただけるようになりました。また、申込期間の延長も同時に実施されます。私が尽力したから実現したとは言いません。元々政府としても問題意識を理解し、動いていた結果だと思います。ただ、素直に嬉しいですね。早速、地元の児童養護施設の方にご連絡いたしました。

 目立たない話ですけども、こういう細かな制度に一人一人の将来、人生が掛かっているというわけですから、これからのコツコツとやっていきたいと思います。

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