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「TBS『ビビット』にヤラセを頼まれた」とホームレス男性が証言

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1月31日放送のTBS「ビビット」

TBS「白熱ライブ ビビット」が、多摩川沿いに住むホームレスの人たちを「多摩川リバーサイド族」などとふざけた感じで揶揄してホームレスへの偏見を助長するような放送をし、特に特定のホームレス男性に「化け物」などという表現をしていた問題を先日、指摘しました。

私の教え子が以前ドキュメンタリーで取材させてもらったSさんが

「人間の皮をかぶった化け物」
「犬男爵」

などオドロオドロしいイラストで放送されていたことはショックを受けました。

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1月31日に放送されたTBS「ビビット」から

放送局の報道現場出身者として許してはいけない放送だと感じてヤフーニュース個人で問題提起したのです。

MXと似てる?TBS「ビビット」もヘイト放送!

出典:ヤフーニュース個人

これに対して、ホームレスの人たちを支援する活動を行っている認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい理事長の大西連さんも番組内容を見て問題視しています。

TBS「ビビット」のみなさまへ 悪意のある放送はホームレスの人を危険にさらすので、やめてください

出典:ヤフーニュース個人

「人間の皮を被った化け物」とまで名指しされたホームレスのSさん。彼は今どうしているのかを彼のドキュメンタリー作品を撮ったことがある教え子の女子大生のNさんと訪ねてみました。

Sさんに話を聞く教え子のNさん

Nさんは昨年5月頃にSさんの元に3ヶ月ほど通い、ドキュメンタリーを作りました。

Sさんは今年70歳になったばかりです。

河川敷で犬を多数飼っているということで「ビビット」に限らず、テレビ局によって勝手に撮影されることが最近相次いでいて、そのことに腹を立てていました。Sさんの話を聞く限り、自分の家としている河川敷の場所に暗視カメラを勝手に設置されて撮影されたり、ホームレスの人たちのことを人間扱いしないテレビ局の取材姿勢は確かに行き過ぎと思えるものが少なからずありました。

そのなかでSさんがなかでもTBSの「ビビット」に関して問題だと思うと話してくれたのは「やらせ撮影に協力させられた」ということです。

冒頭の画像を見てください。

レポーターが取材しているのを、Sさんが見つけて腹を立てて「何やってんだ!勝手に入りやがって」と怒鳴って注意している、という場面です。

Sさんに聞いたところ

「この場面はTBSに頼まれた」
「カメラマンが向こうで待ち構えているところに『怒鳴って来てくれ』と頼まれて、言われた通りに演技した」

と言います。

「ビビット」で放映された場面を見ると、レポーターを始めとしてTBSのスタッフがSさんが不在の時に犬のケージなど、Sさんの住居周辺を勝手に撮影しているとSさんが戻ってきて、怒鳴って注意する、という流れになっています。

しかし、これは実はSさんの説明では「やらせ」の場面だったということになります。

私が現場を見たところ、撮影地点は周囲が竹林などに囲まれた見通しのつかない場所です。

ここで勝手に撮影していたとしてSさんが遠くから怒鳴って戻ってくる、という場面が実際にあったとしても、カメラマンは予め予見してカメラの収録ボタンを押していなければタイミングよく撮影するのは非常に難しい場所です。あの場面はカメラマンにスタンバイさせておいて、収録ボタンを押してから実際にはSさんに合図してから怒鳴る場面を撮影したものだと考えるほうがテレビの撮影現場の実態を考えれば自然に思えます。

Sさんによると、TBSのスタッフとはコンビニで缶コーヒーなどを飲みながら打ち合わせをしてから撮影に入ったそうです。

Sさんの言う通りならば、1月31日にTBS「ビビット」が放送した内容は実際の撮影の手順とはかけ離れたものだったことになります。特にSさんがレポーターに怒鳴り声をあげる場面はこのコーナーで何度も使用されていて、Sさんの乱暴な人間像を象徴する場面として描かれています。

やらせ行為によって誇張されたものだったとしたら、「ビビット」が描く「多摩川リバーサイドヒルズ族」そのものが相当に脚色されて捏造されたものである疑いを抱くべきです。

当然ながら、「やらせ」はテレビ番組として捏造ややらせは決してやってはいけない行為としてそれぞれの局内やBPOなどの第三者機関も日頃から戒めていることですから、今後大きな問題に発展しそうです。

Sさんによると私が2月2日にヤフーニュース個人で問題提起してから、TBS側はSさんのところに以前取材に来た制作会社のディレクターが一度来たそうです。

その際に「水島さんという大学の先生が学生と一緒に来なかったか?」としきりに聞いていたとSさんは言います。「ビビット」のスタッフである制作会社ディレクターの名刺も見せてもらいました。

ただ、その上司であるはずのTBSの社員プロデューサーやチーフ・プロデューサーの名刺は見当たりませんでした。

つまり、今回の対応を制作会社所属のディレクターに任せただけだったのです。

先に述べたように、この制作会社所属のディレクターによる撮影は「やらせ」と言えるものだった可能性がSさんの口から出てきました。

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