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訪韓─日韓協力の必要性は極めて大きい、今から関係再構築の努力を

20日、21日と韓国に行ってきました。日韓関係改善のための一助になればとの思いからの訪韓です。

アメリカのトランプ大統領の出現、そして、北朝鮮の無謀な行動、中国など、様々な問題に対して、日韓両国がお互い協力して、こういった問題に対応する、その必要性は極めて大きくなっています。

にもかかわらず、釜山(プサン)の総領事館前に慰安婦像が設置されたことをきっかけに、大使と総領事が日本に召還され、日韓両国の間に緊張が走っています。

今回、与野党4党の代表者の皆さんと意見交換をしたほか、かねてからの友人である政治家らとも意見交換をしてきました。

一昨年12月の慰安婦問題に関する日韓合意について、韓国の政治家の受け止め方と、私の受け止め方の間にギャップがあるということを改めて感じました。

韓国側からは、「お金で解決しようとしている」と、10億円の拠出について、そういう指摘がありました。

しかし、国がきちんとお金を出すべきだと主張したのは韓国側で、それを受けて、韓国の財団に日本国政府として10億円を出したわけです。しかも、お金だけで解決するというのも全くの間違いで、日本国政府として「責任を痛感している」、安倍内閣総理大臣としても「心からのおわびと反省の気持ち」ということが表明されているわけです。

今一つの指摘は、慰安婦の方々がお金を受け取ったというものの、それが本人の意思ではないかのような、家族が受け取って、本人は意思能力がないかのような、そういう話を何人かの政治家から聞かされました。

しかし現実には、韓国に置かれた「和解・癒やし財団」は、大変な苦労をしながら、つまり、韓国の中からも様々な批判があるなかで、元慰安婦の皆さんと何度も何度もコミュニケーションを取るなかで、1人ひとり意思を確認したうえで、お金を手渡している、その様子はビデオにも収められているということでした。

現時点で、元慰安婦の46人のうち34人が、すでに日本円にして約1000万円のお金を受け取られたということです。もちろん、受け取りを拒否している元慰安婦の方がおられるのも事実ですが、7割の方々がお金を受け取られたということが、あまり韓国の中で伝わっていないのは残念な気がします。

韓国に新たな大統領が誕生する可能性は大きいのですが、両国政府には、今からしっかりと関係を再構築する努力をしてもらいたいと、改めて感じた次第です。

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