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クラフト・ハインツ、ユニリーバへの買収提案を撤回

[ニューヨーク 19日 ロイター] - 米食品大手クラフト・ハインツ<KHC.O>は19日、英蘭系日用品大手ユニリーバ<ULVR.L>への買収提案を撤回したと明らかにした。市場では、クラフトが今後、別の買収先を探すかどうかに注目が移っている。

ユニリーバは17日、クラフトが示した1430億ドルの買収提案を拒否していた。

複数の関係筋によると、市場で買収観測が広がったことを受け、クラフトは英国の買収ルールに基づき、買収提案をかなり早期に公表せざるを得なくなったため、交渉は難しいと判断し、提案を撤回したもよう。

関係者の一人によると、クラフトはユニリーバが提案を拒否するとは予想していなかったという。両社の交渉では、英国政府の審査とともに企業文化やビジネスモデルの違いなどが問題に挙がったとされる。

クラフトの広報担当マイケル・マレン氏は発表文で「クラフト・ハインツは極めて早期に買収案を公表した」と説明。「われわれは友好的に進めることを意図していたが、ユニリーバが取引を求めていないことが明らかになった。両社がそれぞれの価値創造のための事業計画に注力するには、早期に手を引くことが最善」とした。

英国の買収ルールでは、クラフトは買収提案を公に撤回した後の6カ月間、ユニリーバとの買収協議を再開できない。

発表文で両社は、協議を取りやめる具体的な理由は公表していない。

トムソン・ロイターのデータによると、両社が合併すれば、史上3番目の大型買収となるほか、英国に拠点を置く企業の買収では最大規模となるはずだった。

市場関係者は、クラフトが今後、別の日用品大手に買収を仕掛けるかに注目している。

スタンフォード・バーンスタインのアナリスト、アリ・ディバジュ氏によると、ユニリーバは日用品とパーソナルケア製品が売上高の6割以上を占めており、同社に買収を提案することで、クラフトが長年の重点分野である食品以外の大型買収に前向きであることが示された。

同氏は、今後の有力な買収先候補の一つとして米日用品大手コルゲート・パルモリブ<CL.N>を挙げた。

1人の銀行筋は、米食品大手モンデリーズ・インターナショナル <MDLZ.O>など、これまでクラフトの買収先候補との観測があった食品会社が依然として標的になる可能性が高いと指摘した。

*写真を付け、カテゴリーを追加します。

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