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- 2017年02月18日 04:03
【グーグル・ホーム】音声で大手チェーンストアに商品注文!地殻変動を目の前に出現?
■グーグルは16日、同社の音声アシスタント端末「グーグル・ホーム(Google Home)」にショッピング機能が追加したことを発表した。競合するアマゾンの音声アシスタント端末「アマゾン・エコー(Amazon Echo)」の商品注文機能に対抗する。グーグル・ホームは対話型人口知能(AI)の「グーグル・アシスタント(Google Assistant)」を搭載しており、利用者との会話からAIが行動パターンなどの理解を深めて求める最適な行動をとるようになる。
AIを活用していることでタスク管理だけでなく、音声から好みの音楽を再生したり照明やサーモスタットなどの家電製品を操作できるようになっている。グーグル・アシスタントを通じて「OKグーグル、ペーパータオルを注文して!(OK Google, order paper towels)」と行われるグーグル・ホームからの音声注文は、提携店に発注されて即日宅配サービスの「グーグル・エクスプレス(Google Express)」によって最短で注文当日に宅配される。
グーグル・ホームの商品注文ではスマートフォンやタブレットにグーグル・ホームのアプリをダウンロードし、宛先となる住所やクレジットカードなどの登録が必要だ。注文先となるグーグル・エクスプレスの提携店はコストコやターゲット、ウォルグリーン、ステープルズ、コールズ、ペットスマート、ホールフーズ・マーケットなど全米に展開する大手チェーンストアから一部地域での展開となるレイリーズやスマート&ファイナルなどの40社以上となっている。注文金額は100ドルまでで、注文先となる提携店は地域によって異なる。
またグーグル・エクスプレスも地域により当日宅配や翌日、2日もしくは3日の宅配となっている。エクスプレス会員費は年間95ドル(または月間10ドル)で会員以外の手数料は4.99ドルから。なおグーグルは4月末までグーグル・ホームからの注文では手数料を取らないとしている。
グーグルでは「向こう数ヶ月間で新機能を追加し、他のアプリやサービスでのショッピングに対応していく」と述べている。
トップ動画:今年のスーパーボウルで流された音声アシスタント端末「グーグル・ホーム(Google Home)」のコマーシャル。「OKグーグル!」で点灯したり、音楽を流したり、天気を聞いたりしている。グーグル・ホームでトイレットペーパーやシャンプーなどの日用品を大手チェーンストア等に音声注文できるようにもなったのだ。調理中で手が汚れていたり、育児で手が離せない主婦の事情を考慮すれば、ハンズオフで簡単注文の音声アシスタント端末の需要は小さくない。
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。当社の「リアルとネットが融合するオムニチャネル戦略セミナー」では実際にパソコンから生鮮品等を注文してお店の駐車場で注文品をピックアップするカーブサイド・ピックアップの実演を行っています。研修中のランチも参加メンバーにスマートフォンを渡して、アプリから注文してもらうデモンストレーションも実施しています。
多分、数年もしないうちに当社のコンサルティング・セミナーで、アマゾン・エコーやグーグル・ホームなどの音声アシスタント端末を使った商品注文も行うと思います。音声アシスタント端末からの注文はまだ黎明期にあります。例えばグーグル・エクスプレスの提携店も限定されており、注文可能商品もまだ不十分です。AI注文もスムーズになるにはまだ時間が必要でしょう。ただ、調理中で手が汚れていたり、育児で手が離せない主婦の事情を考慮すれば、ハンズオフで簡単注文の音声アシスタント端末の需要は小さくないです。
いずれ、コンサルティング中でも「アレクサ!」「OKグーグル!」と言って、アマゾンや大手チェーンストアに注文をかけるでしょうね。クライアントの目の前で(売場では目にすることのできない)アメリカ小売業の新たな地殻変動を見せるのです。



