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ばらつく死因は好都合?

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「勾留中に暴行死」 法医学者が奈良県警の警官告発
産経ニュース 2016年11月14日
 
 平成22年2月、奈良県警に業務上過失致死容疑で逮捕され、県警桜井署で勾留中だった男性医師=当時(54)=が死亡したのは、取り調べ時に警察官から暴行を受けたことが原因だったとして、遺体の鑑定書を調べた岩手医大の出羽厚二教授(法医学)が15日、特別公務員暴行陵虐致死罪で、容疑者不詳のまま県警に刑事告発した。

 告発状によると、男性医師は22年2月14日〜24日ごろ、取り調べ時に警察官から頭部、胸部、足を殴打され、これが原因で発症した急性腎不全などの多臓器不全によって死亡したとしている。

 当時別の医師が行った司法解剖では、死因は急性心筋梗塞と判断されたが、出羽教授は「下肢に広範囲の皮下出血があり、打撲により生じたものだと考えられる」と訴えている。

 男性医師は18年6月、奈良県大和郡山市の医療法人雄山会「山本病院」(廃院)で、男性患者=当時(51)=の肝臓の手術を助手として担当。誤って肝静脈を損傷し失血死させたとして、22年2月6日に逮捕され、同25日に勾留中の桜井署の留置場内で倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡した。

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殺人適用せず、父に懲役12年判決…東京高裁
 毎日新聞2017年1月13日

 神奈川県厚木市のアパートで当時5歳の長男を放置して虐待死させたとして、殺人罪などに問われた元トラック運転手、斎藤幸裕被告(38)の控訴審判決で、東京高裁は13日、懲役19年とした裁判員裁判の1審・横浜地裁判決を破棄し、懲役12年を言い渡した。秋葉康弘裁判長は「適切な対応をしなければ死亡する可能性が高いと認識していたとは言えない」と述べ、1審が認めた殺人罪を適用せず保護責任者遺棄致死罪に当たると判断した。

 事件は2014年5月にアパートで斎藤被告の長男、理玖(りく)君の白骨遺体が見つかり発覚した。司法解剖でも死因は明確にならず、死亡前の長男の衰弱状態について述べた複数の専門家の証言をどのように評価するかで1審と2審の結論が分かれた。

 1審は、小児法医学の専門医の証言を基に長男が死亡した07年1月の1カ月前ごろには、栄養不足から関節が曲がって固まる症状が始まっていたと認めた。その上で「遅くともこの段階で医師の適切な診療を受けていれば救命できた」として、診療を受けさせるなどしなかった被告に殺意があったと判断した。

 これに対して2審は、解剖医の証言も重視して「長男に関節が曲がる症状があったとは認定できない」と判断。長男が動けない状態だったと述べた被告の調書についても、取り調べで誘導した疑いもあったとして「信用性は高くない」と指摘し、「長男に適切な診療を受けさせるなどしなければ、死亡する可能性が高かったとも、そのことを被告が認識していたとも認定できない」と結論付けた。

 判決によると、斎藤被告は長男に適切な食事を与えず部屋に閉じ込めて放置し、07年1月に死亡させた。被告の弁護人は「実の子への殺意が否定され被告はほっとしていた。刑事訴訟法の原則に忠実な判決だ」と評価。東京高検の曽木徹也次席検事は「判決を精査・検討し適切に対処したい」とコメントした。【近松仁太郎】


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<乳児死亡>元少女に無罪判決「首絞め断定できず」東京地裁

毎日新聞2017年 2月13日

 2013年に東京都渋谷区のマンションで、知人女性から預かった生後3カ月の女児の首を絞めて死亡させたとして、傷害致死罪に問われた当時18歳の元少女(21)に対する裁判員裁判で、東京地裁は13日、無罪判決(求刑・懲役7年)を言い渡した。家令和典裁判長は死因について「ひものようなもので首を絞めたことによる窒息死と証明されたとは言えない」と指摘した。

  元少女は「首を絞めていない」と無罪を主張。弁護側も栄養失調による衰弱死やうつぶせ寝の状態で窒息死した可能性があると訴えていた。

  判決は、女児の首に残る痕をひものようなもので圧迫されたものと判断した専門医の見解について「皮膚の写真に基づく判断で、内部の変化まで読み取れるか疑問」と指摘。検察側が、首を圧迫された根拠の一つとした血液成分の変化も「他の死因でも変化することがあり、首の圧迫があったと断定できない」と退けた。その上で、女児が栄養をほとんど与えられず衰弱していたことや、死亡前にうつぶせで寝ていた状況を踏まえ、他の死因も考えられると結論付けた。

  閉廷後、4人の裁判員が記者会見した。審理で遺体の写真が示されたことに関し「イラストより判断しやすい」「不必要な部分を見せない配慮があり、負担にならなかった」などと述べた。

  元少女は、女性とその長女の女児、別の少女の3人と同居し、女性に代わって女児を世話していた。13年11月1日に部屋にいた女児の首を絞めて死亡させた、として起訴された。

  無罪判決を受け、東京地検の落合義和次席検事は「主張が認められなかったことは遺憾であり、判決内容を検討して適切に対処したい」とのコメントを出した。【近松仁太郎】

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