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- 2017年02月10日 21:25
月額980円でスマホでもPCでもスポーツ観戦見放題!驚きの低価格設定で挑戦する「DAZN for docomo」を写真で解説【レポート】
2/2■スポーツ配信サービスはドコモが求める大容量コンテンツになり得るか
NTTドコモと言えば以前から動画配信サービスには積極的に力を入れていますが、2016年6月のNOTTVサービス終了などは記憶に新しいところでもあり、今1つ波に乗り切れない感もあります。DAZN for docomoはそういった中での発表であり、吉澤社長も「1年ほど前から両社で協議を続けていた」と囲み取材で語ったことからも、NOTTVでの失敗の穴を埋める形での新たな動画配信サービスが欲しかったという面があるように感じられます。NTTドコモがここまで動画配信サービスにこだわる理由の1つには、データ通信の料金プランで収入を確保したいという思惑も見て取れます。2016年は格安料金の仮想移動体通信事業者(MVNO)サービスが一気にブームとなり、移動体通信事業者(MNO)は20GBや30GBといった大容量のデータ通信プランの料金を引き下げることで割安感を出し、MVNOへと流れるユーザーの引き止めを模索していました。
しかし現状ではその大容量を活かせるコンテンツが少なく、既存のdTVなどではユーザーニーズをカバーしきれない状況も生まれています。そこでスポーツ観戦というモバイルと相性が良く新たなユーザーニーズを掘り起こせるコンテンツを武器とするDAZNとの提携に踏み切ったのではないでしょうか。
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その固い握手の先にあるものとは
月額980円というチャレンジャブルな料金設定からもドコモの本気度が見て取れます。DAZN本体での月額料金は1,750円であり、世界的に見ても日本円にして1,500円前後の価格設定が多い中、ドコモの月額料金は一歩踏み込んだ安さがあります。
一方でソフトバンクも同日にドコモの後追いをする形でスポーツ配信サービス「スポナビライブ」の月額料金を通常3,000円から1,480円へ大幅に値下げし、ソフトバンクやワイモバイル、Yahoo! プレミアムなどで契約しているユーザーであれば月額980円とする対抗施策を打ち出してきました(月額980円のHD版の受付は終了となります)。
MNOにとって大容量のデータ通信を必要とするコンテンツの発掘と提供は月間電気通信事業収入(ARPU)維持のために急務の課題であり、動画配信サービスはその救世主とも言えますが、果たして一般消費者に「スポーツ観戦見放題で月額980円」という価格設定が受け入れられるのかが気になります。2020年の東京オリンピックへ向けたスポーツ振興との相乗効果も含め、今後の動向が非常に気になるサービスとなりそうです。
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東京オリンピックまであと3年。スポーツに熱狂を、モバイルに革命を。



