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SNSの偽ニュースはアメリカ大統領選挙の結果に影響をもたらしたか?|ウィスコンシンパブリックラジオのニュースを読み解く

今回は、世界中で問題視されている“SNSでの偽ニュース”が米大統領選挙で与えた影響について『SNSの偽ニュースはアメリカ大統領選挙の結果に影響をもたらしたか?』”Did Fake News On Social Media Affect The 2016 Election Results?”ウィスコンシンパブリックラジオ(2016年11月17日の)の記事をご紹介します。

SNSユーザーは、主要報道機関によるニュースよりFacebook上の偽ニュースに対して多くの反応を示していた

ジャーナリズム専門家によると「多くの読者はシャルメディア上の記事に関しては、見出しだけを読む」と言われているが、見出しを読んだからといって記事に関するすべての情報を知ることができるわけではなく、時には見出しも記事の中身も真実でない場合もある。

  しかし、BuzzFeed Newsは「首位を占めた偽の選挙ニュースは、主要19の報道機関による選挙記事よりも、Facebookでより多くのエンゲージメント(いいね!、シェア、コメントなどの繋がり)があった」ことを報じている。

アメリカン大学ジャーナリズム・コミュニケーションを担当する教授は、FacebookやTwitterのユーザーがニュース記事の正当性を解読することは難しいと言う。
その理由は、偽記事の多くが信用できそうな名前で、かつプロが作成したと思われるようなレイアウトやグラフィックで仕上げられているウェブサイト上に掲載されているからだ。
また、多くのニュース読者は見出しを読むだけで面倒なので、内容が事実だろうが嘘だろうが、全ての記事を読むことはないと言われている。

SNSの情報で政治的な立場や見解を変えるユーザーが居たことが明らかになっている。

今回の大統領選では偽ニュースが急増したため、それが選挙の結果に影響を及ぼしたかどうかが問題視されている。

ワシントンポスト紙では、偽ニュースライターとのインタビューを掲載しており、そこで偽ニュースライター自身が「自分が書いた偽記事の信頼性は、当然調査されるものだと思っていた」「自身が書いた偽の記事によってトランプ氏をホワイトハウスに送り出すことになってしまった可能性がある(本人はトランプ支持者ではなかった)」と語っている。

また、今回の大統領選挙でSNSのニュースが消費者に少なからず影響を与えていることを示唆する証拠がある。

ピュー・リサーチセンター(Pew Research Center)の調査によると、SNSユーザーの20%は、「SNSで目にした情報によって社会的または政治的な問題に対する立場を変えた」と言い、また17%が「特定の政治家候補者の見解を変えるのに役立っている」と回答している。

このようにSNSのニュースに影響力があることが分かったと同時に、選挙における最も重要な10月には真実のニュースよりも偽のニュースの方が読者を惹きつけてしまっていたことも判明している。

2016年大統領選を機に有権者は“より正確な情報”を得たいと思っている。

これだけを聞いてると今後の情報収集に不安になってしまうところだが、希望の光もある。
選挙以降、人々は信頼のおける安定した新聞に再び目を向け始めているというのだ。 
ニューヨークタイムズは11月8日の選挙日以降、2011年のデジタル有料システム開始以来、1週間の新規オンライン購読加入者が最大を記録したことを発表している。

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