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- 2017年02月02日 21:02
【ぶっちゃけトランプ】
2/2<対日観>
トランプ大統領の日本観は、「ズルをして豊かになった国」「ズルをして成功した国」(a nation that got rich by cheating, Japan cheated itself into success)。確かにこれは今日(こんにち)形成された認識ではなく、1990年代までに作られたもの。今の中国にも同じ思いだ。中国以上にmercantilism(重商主義)の姿勢を取るだろう。
日本は今、"忘れられた同盟国(the forgotten ally)"となっている。このままでは「トランプ王国で遊びたがっている小型犬(a lap dog willing to play in Trump Land)」と間違えられてしまう。
日米首脳会談では日米FTAを提案すると言われているが、本来は、もっとプラットフォームを広げないと日本にもアメリカにもうまみがないが、安倍首相へのお土産として2国間FTAを提案することも。
これから予想されるのが憲法9条の問題。「日本は弱い。自らもっと防衛しないといけない」と言いだすかもしれない。本来、憲法改正をやりたいと安倍首相にとってはありがたい事態か。問われるのは「安倍首相が欲しいもの(憲法9条の改正)をあげたので、その代わりに何をしてくれますか?」ということになる。
<安倍首相への助言>
英メイ首相はオバマ前大統領のアドバイスに従って、仲良くし、トランプに挑まなかった。一方、オーストラリアのターンブル首相は同じようにしたつもりが、1200人の難民受け入れに感謝の意を伝えようとしたら、逆切れされて電話を切られた。
安倍首相のDNAを考えると中国への厳しい姿勢を示し、愛国主義者であるはずだ。2人ともnative nationalistという共通点がある。
助言するとすれば、ありのままの姿を出せば仲良くなれる、ということ。安倍首相に内在するトランプ的な要素("inner Trump" of Abe)を見せよ、ということ。
トランプ王国(Trump Land)のインサイダーによると、12月のトランプタワーでの会談について、安倍首相が弱腰に映った。しかも「会談は時期尚早で避けたい」というトランプ側の意向にも関わらず、飛行機に乗ったので、必死(desperate for attention)という印象を植え付けた。
<トヨタ>
今のアメリカにはethnic nationalism(人種ナショナリズム)が広がり、"white America"=白人のアメリカへの欲求が広がっている。トヨタがアメリカ企業だと思っている若者もいるが、やはりトヨタはwhite Americaの一部ではない。
トランプはズルをして成功した会社と思っており、ゆさぶりをかけられている。本社をテキサスに移すので、それをフルに活用してトランプ支持者とのつながりを強調するべき。今は、トランプ大統領のやっていることに、うまくはまらない(doesn't fit the ethnic code of what they're doing)。
<今後の注目>
人物では、上級顧問兼首席戦略官んlSteve Bannon。トランプに原理原則はないが、バノンが重商主義的な考えを打ち出している。
弾劾されるのではないか、という見方を耳にする。教育長官に指名したBetsy DeVosの承認をめぐり、共和党のLisa MurkowskiとSusan Collinsの2人の上院議員が反対票を投じた。トランプは、ある意味ここまで育ててくれたFox Newsも、共和党の保守本流のPaul Ryanも完膚なきまでおとしめた。あまりに怖くて誰も異を唱えられない事態で、弾劾などあり得ない。トランプが2人の議員をどう処罰するかに注目が集まっている。
The Atlanticの最新号のHow to Build an Autocracy(独裁主義者の作り方)はこちら。
https://www.theatlantic.com/magazine/archive/2017/03/how-to-build-an-autocracy/513872/



