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2月2日(木) ムネオ日記

 昨日の予算委員会で民進党の辻元清美氏が日露関係について質問している。

 質問の中で辻元氏は「随分前なんですけれども、色丹島に行ったことがあるんです。民間交流でした」と述べている。

 2002年、ピースボートで行った時のことを言っているのかと思うが、1989年9月19日の閣議了解で「政府は国民に対し、北方領土問題の解決までの間、このような北方領土への入域を行わないよう要請することとする」と決めている。

 同日の内閣官房長官談話でも「北方領土への入域を行わないよう要請するものである」と発表している。

 1991年10月29日の閣議了解の中でも「北方領土への入域は今後本件枠組みの下での訪問及び昭和61年7月2日付け日ソ双方の国上書に基づく墓参の為の訪問のみとし、これら以外の北方領土への入域については引き続き前記平成元年9月19日付閣議了解に従って対処するよう国民各位の理解と協力を要請する」となっている。今でもマスコミ関係者がロシアのビザを取って北方四島を訪問すると注意されている。

 「閣議了解を無視して北方領土に行っているとしたなら言語道断である。それを国会の場で言うとは相当な神経の持ち主だ」という声が私の処に多数寄せられた。

 「国民から選ばれた国会議員が閣議了解を無視して良いのか」という声もあった。

 国後・択捉両島に配備さえたミサイルについても言及しているが、これもよく考えてほしい。

 2010年平成22年11月13・14日の横浜APEC(アジア太平洋経済協力)に当時のメドベージェフ大統領が国後島に寄って日本に来たがこの時、菅直人首相は首脳会談では何も言わず、翌年の2月7日、北方領土返還要求全国大会での挨拶で「許しがたき暴挙」と言い、それならばとメドベージェフがミサイル配備をと硬化した経緯がある。

 「自分達政権の時、時の首相が何を言い、どうしたのか。それも踏まえず身勝手な話をするとはどういうことだ」と憤りの声も寄せられた。

 また、辻元氏は北方四島の名前が「安倍総理になってから消えているんですよ」と言っているが、昨年12月首脳会談後の記者会見で両首脳は何を言ったかきちんと頭に入れて質問しているのかどうも理解度が疑わしい。

 安倍総理が毅然と「私は私の手で平和条約を締結しよう、こう考えているんです。プーチン大統領との間に平和条約を締結していきたい」と答弁している。

 やはり格が違う。いや責任感、決意と覚悟が違うとつくづく感じたものである。

 外交は積み重ねである。過去のさまざまな約束、合意に基づいてお互いの立場を尊重しながら進めて行くしかない。

 安倍総理の賢明な考えを自信を持って進めてほしい。今年も日露外交に期待したい。

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