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開業医の方が所得が高くて当たり前か

開業医の月収231万円=国立病院勤務医の2.3倍に―中医協調査
時事通信2011年11月2日配信


 この記事によれば、開業医の月収が231万円。国立病院の勤務医が102万円。ということですが、この差は、本当にあるべき姿なのでしょうか。ヤフーニュースとして配信されたものには、種々のコメントが付されていました。上位になっているものをピックアップすると、

(1)
そりゃ経営のリスク背負ってるんだから
ひらいて当然だろ・・・


(2)
だから勤務医の給料を上げろとか言い出すんじゃ無かろうな
開業リスク背負ってる人間と一緒にするなよ


(3)
国立病院勤務医は国家公務員、開業医は経営者を兼務するので当然経営リスクを負う。
収入が違うのは当たり前。
こんな比較しても無意味。


(4)
開業医の収益は、当人の努力の結果。


(5)
開業医にはリスクがあるからリターンもある!市場原理だと思いますが…


 何とまあ、開業医に優しいコメントがたくさん並んでいます。反面、国立病院の勤務医に冷たいコメントということでもあります。市場原理の結果などというコメントまであります。このような「ネトウヨ」たちのコメントなど取るに足らないものですが、このようなことを平気でコメントする人たちに何とも言えず、寒々としたものを感じます。経営のリスクなどと言っていますが、医療を単純なソロバン勘定に置き換えているようにしか聞こえません。
 
 それに引き替え、国立病院の勤務医の収入が少なくて当たり前のようなコメントになるわけですが、果たしている役割からして、これがあるべき姿であるならば、何ともいびつです。開業医に手厚い制度のもとで、これまで配分されてきたということは全く度外視して、開業のリスクを負っているとか、市場原理の結果などというのは論外であるし、責任の重さ、実際に従事している職責からしても、私はその収入は逆であるべき、少なくとも、国立病院の勤務医の収入があまりに少ないといわざるを得ません。
 
 もともと、医療の現場に市場原理などということ自体が非常識なのですが、このような収入状況からするならば、開業医の子は開業医という世襲制のような状態を招いてきたことを当然のことと是認することに他なりません。

 これでは、きつい勤務の勤務医になろうとする人材がいなくなってしまいます。優秀な医師ほど、高所得であるべきであるし、経営に頭を悩ましているようでは、そのような能力は発揮できません。優秀な能力を持った医師が魅力を感じるような国立病院であるべきなのです。
 
 単なる金儲けと集票組織でしかない状況を肯定的に評価できるはずもなく、勤務医の過重勤務の緩和、収入の保障こそ、あるべき医療と言えます。

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