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勉強法に悩んでいるみなさんへ (2) プレッシャーは、自分でかけよう。

勉強が苦手だとか、成績が伸び悩んでいる人たちの中には、勉強法がわからずに苦しんでいる人たちもずいぶんといるのではないかと思います。

以下、小学高学年の子どもでもわかるように、できるわけわかりやすく「勉強法」を解説したいと思います。参考にしてください。

なお、ここで解説する勉強法は、大人になってももちろん活用できます。脳は、「完成型」のない「オープン・エンド」。意欲さえあれば、何歳になっても新たな学びを積み重ねることができるのです。

2、プレッシャーは、自分で自分にかけよう。



勉強が嫌いだ、と言っている子どもの中には、お母さんやお父さん、先生に「勉強しろ、勉強しろ」と言われて、それがイヤで勉強のことを考えるのが嫌いになった、という人もいるかもしれません。

もちろん、お母さんだって、お父さんだって、先生だって、みんなのことを思って「勉強しろ!」と言っているのです。大人になって、社会に出ると、勉強しておかないと困るぞ、後になって、ああ、あの時もっと勉強しておけばよかったと思っても遅いぞ、そんな気持ちから、「勉強しろ」と言っているのです。

それでも、人間というものは、勉強が苦手だと自分でも思っている時に、他人から「勉強しろ」とプレッシャーをかけられると、イヤなものですよね。だから、ついつい勉強のことを考えたくなくなってしまう。お母さんやお父さん、先生が見ている時だけ、かたちだけの勉強をして、姿が消えたらサボってしまう。そんな子どもは、実際のところ多いようです。

そこで、「勉強をしろ!」というプレッシャーに負けず、勉強がイヤにならない、画期的な方法をお教えしましょう。それは、とても簡単なことです。お母さんやお父さん、先生から「勉強しろ!」というプレッシャーをかけられるから、イヤになるのです。かけられるくらいだったら、自分でかけてしまえ。自分で自分に「勉強しろ!」というプレッシャーをかけることさえ学べば、問題は解決するのです。

何を言っているの、おかしいじゃないか、と思う人がいるかもしれません。「勉強しろ!」というプレッシャーがイヤだと言っているのに、自分で自分にプレッシャーをかけろ、なんて。むしろ、勉強に関するプレッシャーを、ゼロにしたいのに。そう思う気持ちはわかります。でも、まずは話を聞いてください。

何よりも知っておくべきことは、人間の脳は、場合によってはプレッシャーが大好きだと言うことです。
うまくいくかどうかわからない。そのような状況で、一生懸命やって、その結果うまくいく。その時に、脳はもっとも喜びを感じるのです。


たとえば、RPGのゲームで、最後のダンジョンにたどり着き、ラスボスと闘っているところを想像してください。これで負けると、また最初からやり直しになってしまう。ライフが、あと少ししかない。制限時間を超えると、爆弾が破裂してしまう。そんな「プレッシャー」の中でゲームをすることは、実は楽しくないですか?

うまく工夫をすれば、プレッシャーを自分の味方にすることができます。プレッシャーの中で努力することが、脳を一番成長させてくれるのです。

脳はプレッシャーが大好物ですが、プレッシャーを自分の味方にするには、それを、自分でかけるようにすることが大切です。なぜでしょうか? そのことによって、プレッシャーのタイミングや、その強さを、自分でコントロールできるからです。プレッシャーを調整できるかどうか。この点に、お母さんやお父さん、先生からかけられるプレッシャーと、自分で自分にかけるプレッシャーの最大の違いがあります。

プレッシャーは、弱すぎると退屈してしまうし、強すぎると疲れてしまう。弱すぎもなく強すぎもない、調度いいレベルがあります。そして、そのレベルは、人によって違います。テレビの音を、ダイヤルをひねって調整することを想像してください。そんな風に、自分でプレッシャーレベルを調整して、ちょうどいレベルにすればいいのです。

自分の脳が、今感じているプレッシャーを調度良いと感じているのか、それとも強すぎるのか、弱すぎるのか。それがわかるためには、自分自身の内面をみつめる、「メタ認知」とよばれる脳の働きが大切になります。脳の前頭葉を中心として、自分自身の脳の中で起こっていることを「モニター」する働きなのです。「メタ認知」は、勉強法全般においてとても大切なキーワードになるので、ぜひおぼえていておいてください。

私自身は、子どもの頃から、勉強の内容や量は、自分で決めていました。そして、プレッシャーのレベルを、自分で調整していました。そのことで、自分の脳にいちばん良いプレッシャーを、自らコントロールしてつくり出していたように思います。ですので、勉強がイヤだと、逃げ出したいと思ったことは、一度もありませんでした。

そうは言っても、どうやってプレッシャーをコントロールしたらいいのか、と疑問に思う人がいるかもしれませんね。そこで、次回は、プレッシャーのコントロールの仕方をお話しましょう。

つづく。

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