記事

安倍首相「訂正でんでん」 議会で読み間違いが起こる理由とは?

 安倍首相が、施政方針演説で「批判に明け暮れ、国会でプラカードを掲げても何も生まれない」と野党の批判をしたことに対し、蓮舫代表が、「自民党もやっている。われわれが批判に明け暮れているという言い方は訂正を」と求めました。
 それに対し安倍首相は、「民進党の皆さんだとはひと言も言っていない。訂正でんでんとの指摘はあたらない」と答弁しました。

 実は、議会において、読み間違いはチラホラあります。昨年の県議会では自民党議員が「一朝一夕」を「いっちょういちゆう」と読んでいました。なぜこのような読み間違いが起こるのでしょうか?
 
 誰かが書いた原稿を読んでおり、事前に疑問のある漢字をチェックしていないことから起こっているのです。随分前に、県議会の先輩議員が、「討論原稿を議会事務局職員に作らせている」と聞いた時は、「未だにそんなことをしているのか」とびっくりしたことがあります。
いずれにしても本人の責任ですし、議員の質問や討論を議会事務局職員に作らせていたのであれば、さらにその議員の資質が問われます。

 首相になると極めて多忙ですし、答弁原案などは官僚や他の議員が作る場合がほとんどでしょう。行政のトップなので、それは止むを得ないと思います。しかし、本来は人が書いた原稿であれば、内容が妥当かどうかを含め事前にチェックするので、このようなミスが起こることは考えられません。

 もちろん原稿を事前にチェックをしていなくても、答弁を読んでいる時に、普通は文言がおかしいことに気付きますから、即座に修正します。
100%信頼する人に原稿を作ってもらったので、疑問に思わなかったのかもしれませんが、そうだったとしたら、かなり不用意です。

 言うまでもありませんが、首相は他の人が作った原稿を読み上げる時に、内容、文言の事前チェックを必ずすること。国会議員や地方議員は、官僚に質問原稿を作らせず、原則、自分で原稿を作ること。質問時間が長く、他の議員にも質問を作ってもらう場合は、事前に内容、文言チェックをすることを助言します。

あわせて読みたい

「安倍晋三」の記事一覧へ

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    BLOGOSサービス終了のお知らせ

    BLOGOS編集部

    03月31日 16:00

  2. 2

    なぜ日本からは韓国の姿が理解しにくいのか 識者が語る日韓関係の行方

    島村優

    03月31日 15:41

  3. 3

    「いまの正義」だけが語られるネット社会とウェブ言論の未来

    御田寺圭

    03月31日 10:09

  4. 4

    カーオーディオの文化史 〜ドライブミュージックを支えた、技術の結晶たち〜

    速水健朗

    03月30日 16:30

  5. 5

    BLOGOS執筆を通じて垣間見たリーマンショック後10年の企業経営

    大関暁夫

    03月31日 08:27

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。