第72代横綱に稀勢の里が正式に推挙された。
相撲協会の使者の伝達式で新横綱は「横綱の名に恥じぬよう精進いたします」と極めてシンプルな正直な思いを語っている。
よく口上の時、四文字熟語を使う例が多いが、ここに稀勢の里の愚直さ、人間性が表れている。
19年振りの日本人横綱誕生で国技大相撲が更に活気と人気を博することを願ってやまない。
中学校卒業してから苦節15年、天下の日下開山に上り詰めた稀勢の里を見て多くの若者が「自分達も頑張れば、努力すれば必ず結果が付いてくる。私も、いや俺もいっちょ頑張ろう」という気になってくれれば日本全体に活力がよみがえってくると期待するものである。
小泉政権以後の新自由主義政策で格差が広がり、若者はやる気を失ってしまった。
安倍総理はアベノミクスで立て直そうとしているが、何よりも大事なことは一つの模範、モデルが必要だ。
たたき上げの稀勢の里の生き様が今の日本の若者に勇気や励み、やる気をもたらしてくれるものと願っている次第である。
兎にも角にも稀勢の里の横綱昇進を喜ぶものである。
記事
- 2017年01月25日 17:56