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宗教、部族問題複雑化 パキスタン


リンク先を見るイラクでもパキスタンでも、たびたびイスラム教シーア派(Shia,Shiite)の巡礼団や礼拝所が襲撃や自爆テロの標的になり、多数の使者を出している。イスラム圏で、多数派スンニ派(Sunni)の犯行と一般的に言われ、また時には、犯行声明が出て、実行犯としてスンニ派系の過激原理主義テロ組織が指摘される事がある。アルカイーダ、タリバンなどのイスラム原理主義テロ組織に対し、少数シーア派が教義の違いからテロ行為に対し否定的だからといわれている。イラクではシーア派は少数だが、政治の中枢を握っている。過去ブログ:爆弾テロ頻発で状況悪化 イラク  カラチの襲撃事件から見るパキスタンの国内不安  シーア派、スンニ派 今度はイランが、、。また複雑に、、分布図

リンク先を見る2011年9月20日、パキスタン南部クエッタQuettaからシーア派教国のイラへバスで向かっていた一行が、クエッタから30キロほどのアフガンに近いパキスタン領内で襲撃され、巡礼者40人のうち少なくても25人が死亡し、十数名が負傷した。バイクやトラックに乗った武装集団がバスを止め、銃やロケット弾でバスを攻撃したもので、犯行声明は出ていないが、手口からパキスタン国内のテロ組織タリバンなどが疑われる。今年春ごろから、アフガン、パキスタンでは、タリバンらによる自爆テロ、襲撃が頻発している。過去ブログ:アフガン、パキスタン、自爆テロ多発、No2死亡 2011、8月

右は、クエッタリンク先を見るの位置とアフガン、パキスタンの部族分布の地図で、ピンク色のパシュトン族とタリバンなどテロ組織の活動地域が一致し、宗派対立と合わせ、自治権の拡大を求め部族対立もあるといわれている。パキスタンではパシュトン族は少数派で、パキスタン北西部で独自の文化圏を持っているため、パキスタン政府と対立する事が多い。参照記事

クエッタを含む、パキスタンとイランにまたがるバルキスタンBaluchistan地域では最近、自治権拡大を求めるEthnic Baluch fightersと言われるバルキスタン民族主義武装集団の行動が活発化している。
バルキスタンは、イラン系バルチ族またはバルーチ族から由来している。
パキスタンは、新しい国内問題を抱えたのかもしれない。パキスタンの部族問題は複雑で、左の図で、ピンクがバルーチ族、緑色の北西部にはタリバンが潜伏しパシュトン族が多く、茶色の北東部にインドにまたがる主流のパンジャブ族、黄色い部分の南部にタジク族、シンディー族を抱えている。

複雑な民族、宗教問題でテロや暗殺が日常化、長い軍政は政治腐敗を生み、経済もインフラ整備も立ち遅れ、米国、中国から経済支援を受けながら反米意識が強いく、インドと常に国境問題で衝突するパキスタン。世界でもまれに見る複雑な国家である。

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