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空想科学映画と知的財産権 サムスン

三星(サムスン)電子は2011年8月22日(現地時間)、アップルが提起した「ギャラクシータブ」販売禁止仮処分申請事件を審理中のカリフォルニア北部地裁にこの映画の場面を証拠として提出した。
「三星のギャラクシータブがiPad独自のデザインを模倣した」というアップルの主張に対する反撃だ。

映画の中で宇宙飛行士2人はテーブルの上に現在のタブレットPCのような機器を置き、BBCを視聴しながら食事をする。黒のこの機器は全体が画面になっていて、キーボードがなく、1から0までの数字ボタン10個が下段に配置されている。

右上がその映画のシーンで、宇宙船の中で隊員が食事しながら左の i Pad風の画面を見ている。 43年前に公開されたSF映画「2001年宇宙の旅」(1968年、スタンリー・キューブリック監督)の原作者アーサー・C・クラークはフールスキャップ版(リンク先を見る横203ミリ、縦330ミリ)のこの機器を自分の小説に次のように描写した。
「、、新聞
の1面を画面に映し出し、記事の見出しを見て、興味のある記事を選んだ。記事についた番号を押せば、切手ほどの大きさの長方形が画面いっぱいに映し出され、記事を読むことができた」。
当時、原作者がつけた機器の名称も興味深い。アップルの「iPad」と似た「ニュースパッド(Newspad)」だ。

似たデザインの機器が過去の空想科学映画にすでに出ていたのだから、サムスンは知的財産を犯していないという韓国の主張だが、これが裁判の証拠になるのだろうか???参照記事

ドイツの裁判所は今月2011年8月初め、アップルの仮処分申請を受け入れ、オランダを除いた欧州全域で「ギャラクシータブ10.1」の販売を禁止したが、三星電子の異議申し立てで
画像を見るドイツに範囲を限定していた。 この訴訟戦が2011年8月25日、初の審理を始める。両社はそれぞれの本拠地である韓国と米国のほか、欧州、日本、オーストラリアなどで争っている。第3国の審理では欧州が最も早く進行しているため、欧州の結果がグローバル訴訟戦に影響を与える見込みだ。

2011年8月24日: オランダ・ハーグ裁判所は24日、三星電子の電子スマートフォン、ギャラクシーSとS2、エースなどスマートフォンシリーズに特許・デザイン侵害が在るとして
オランダ内販売禁止仮処分申請を受け入れた。右がアップル社「3GS」、左がサムスン社「ギャラクシーS参照記事

アップルがソフトウェアとデザインで攻勢するのに対し三星はオランダとドイツを含む9カ国で通信技術で対抗を続ける計画だ。三星電子がアップルが無断で使ったと主張する特許は10件。データ伝送の際に電力消費を減らし伝送効率は高める高速パケット伝送方式(HSPA)通信標準などだ。

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