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トランプ問題(イランの核問題)

トランプの大統領就任式を20日に控え、彼の発言は相変わらず方々で軋轢をもたらしている(軋轢などという生易しいものではなく、衝撃と驚愕といってもよいか…特にNATOに関する発言、ドイツの難受け入れ、さらにはEU分裂の可能性に関する発言等)ところ、彼のイランの核開発に関する国際合意を見直す(彼はこの合意は最低の合意と発言)との発言に対して、イランは厳しい反応を見せています。

彼の一連の発言は、大統領就任前のもので、彼の具体的政策は、就任後新政権の政策が固まるまでは分からないという意見も強いようですが、仮に彼が合意見直しを進める場合には、イラン国内では合意を進めたロウハニ大統領に対する反発と保守強硬派の勢力増大が予測され、中東情勢はイランを巡って大きな緊張に直面することになりそうです。

新年早々、きな臭いニュースですが、アラビア語メディアの報道から・・・

・ロウハ二大統領は17日、米新大統領がイラン核合意の見直しを要求した場合には、イランをこれを拒否するであろうと語った。

大統領は、核合意1周年の記者会見で、この合意は度重なる交渉の末に合意され、安保理で追認され、国際約束となったもので、これを再交渉する意味はなく、昔に逆行するだけであると語った。

大統領はさらに、この合意は米国との2国間合意ではなく、欧州やロシア、中国も加わった多国間の合意であるとして、トランプはいろいろな発言をしているが、この問題について大統領就任後は何もしないと期待していると語ったよし

欧州代表(EU)と英国は今週、イラン核合意の見直しは支持しないと表明している

(このロウハニ大統領の発言は誠にもっともで、トランプの奇矯な発言に比して、国際法的にもまことにもっともな議論であると思う)

・他方、イラン原子力長官のサーレヒはal jazeera との単独インタビューで、仮に米国が一方的に核合意を廃棄する場合のイランの反応は、厳しいものになるだろうと語った。

彼は、その場合にはイランは核合意前の時点に戻って、再び核開発を始めることとなるが、そのようなイランの立場は、強いものになるだろうとして、なぜならばイランの行動には米国が口実を与えたからであると語った。

http://www.aljazeera.net/news/international/2017/1/18/صالحي-سنرد-بشكل-صادم-إذا-مزق-ترمب-الاتفاق-النووي
http://www.alquds.co.uk/?p=661098

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