シリアでは、ダマスの水源地バラダ渓谷で政府軍が攻撃を強化していて、これに対して反政府軍はアレッポの西で政府軍を攻撃しているとのことですが、シリアに関するいくつかの興味深い記事、いずれも断片的で、中には確認できないものもありますが、取りまとめてみたところ次の通りです
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2017/1/16/النظام-يصعد-في-بردى-والمعارضة-ترد-في-حلب
・hurryiet net は、ロシアのinterfax通信によれば、ロシアはシリアにおケる空海軍基地の近代化を進め、シリアに恒久的プレゼンスを確保する意向であると報じている。
それによると、ロシアはラタキアのHmeimin空軍基地の第2滑走路の修理を始めた由(確かこの滑走路はかなり前にミサイルで損害を受けていたかと思う)
またタルトウス海軍基地については、巡洋艦などの大型艦が利用できるように、近代化される由。
またプーチンが在シリアの空軍力を削減するように命じた(少なくとも報道では、若干前にスホイ24とスホイ25が4機づつ交代したというのがあっただけで、削減の報道は見ていない)が、ロシアは依然S300地対空ミサイルとタルトウスのBastion沿岸ミサイル(地対艦ミサイル?)の配備を続ける意図の由。
http://www.hurriyetdailynews.com/russia-to-upgrade-its-naval-air-bases-in-syria.aspx?pageID=238&nID=108563&NewsCatID=352
・(ISがデリゾル市の政府軍支配地域に攻撃を掛け、政府軍がこれを撃退したというニュースは先にお伝えしましたが)
ISのデリゾール攻撃は、シリアとイラクのIS支配地域に連続した回廊を確保する作戦であった。
ISの攻撃は、政府軍がバラダ渓谷の攻撃に注意をとられ、アスタナ会議の前というタイミングを選んで行われ,攻撃の主目標は将校宿舎群及び空港の占拠で、空港と政府軍支配の市街地の分断を狙っていた。
また激しい空爆にもかかわらず、ISは空港と政府軍支配地の道路の切断に成功した模様
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2017/01/15/داعش-يهاجم-دير-الزور-لربط-العراق-بسوريا.html
・(シリア政府が統一シリアの回復を主張する一方、イランやシリア政府が人口の移動を進め、事実上のシリア分裂が起きつつあるという報道があるところ、イラン等の人口移動の試みに関する報道です。事実関係は確認しにくいが、十分あり得ることかと思います。もちろん、アサドやイランの目的は、シリアの分割ではなく、政府支配地域の安定的確保にあるとおもいますが・・・・)
英ガーディアン紙によれば、ヒズボッラー等イラン系の民兵は、シリアの人口の移動を熱心に進めている。これはレバノン筋の他自由シリア軍及びアハラール・シャム等の証言に基づくものの由。
人工の移動は、住民の追放、入れ替え、更に土地、住宅台帳を消却して、不動産の持ち主を不明にする方法で行われている由。
例えばホムスの住民が、その住居に帰ろうとしたら、政府は彼らがそこに元からいたとの証拠がないとして、これを阻止した由。
ダマスの近郊のダリアでも700名の反政府軍兵士と家族がイドリブに移された後、300のシーア派の家族がそこに越してきた。
ダマスのサイイダ・ザイナブ地域は、2012年からヒズボッラーとその家族の居住地区になっている。
又オマウイモスク地区は、もともとスンニ派の地区であったが、現在はイラン人等のための保安地域になっており、またレバノン国境に近いal qasir 地域ではヒズボッラーが盛んに土地、住宅を購入し、そこに住み着いている。
これらの措置を通じてのイランの目的は、彼らの影響力が支配する地域を作り、レバノンとの間に地理的な回廊を作り、更には宗派間の分離である。
https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2017/01/15/كيف-يغير-الإيرانيون-ديموغرافية-سوريا؟.html
記事
- 2017年01月16日 15:44



