豊洲の地下水モニタリング調査、今回の結果は多くの人にとって想定外の驚きだったろう。
今回調査について、調査方法にムラやミスもあり得ない訳ではない。だが、振り返って見れば、これまで公表されてきた過去何回かにわたる調査結果の方は、絶対に信頼できるものだったのだろうかと、逆に心配になってくる。「市場移転ありき」で調査に手加減してきたのでは?と思いたくなるのはゲスの勘ぐりだろうか?
今回の結果を見ても、外に漏れなくすれば市場の豊洲移転の障害にはならないと主張し続けている向きも多い。だったら、何のために地下水モニタリング調査をやってきたのか?最終の調査結果を見て判断を下すためにここ数か月、世間は調査結果の公表を待ってきたのじゃなかったっけ?
厳しい結果を見てから議論を混ぜ返すのでは、話の筋がさっぱり分からない。推進派と慎重派の間で「ゲームのルール」をハッキリさせてから、豊洲移転の可否の議論を進めて貰いたい。
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- 2017年01月15日 18:02