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  • krmmk3
  • 2011年09月26日 12:58

最近のテレビ私感

金(ゴールド)、白金(プラチナ)が大暴落してます。前営業日比で金がマイナス約350円! 白金にいたってはマイナス約500円です。ただ、多くの企業がそうであるように買い取り業者さんもたいてい24日までに今月分を締めてしまうため、大半の企業向け販売用貴金属は売り切ったので今月は大丈夫ですが、来月以降が怖い・・・お客さんは値下げに対しては「鈍感なふり」をしますが、実際にはすごく敏感ですからね。

締め日を過ぎたので大きく動くことはよくありますが、それにしても値動きが大きすぎます。詳しい情報は事前のものは全くなく、ネットにも見当たりませんので何が起こったのかよく分かりませんが、銀やパラジウム・原油と言った他の投資先に加え、株価も大幅下落している様子を見ると、世界的経済の全てが不況へ向けて一斉に舵を切ったように見えます。近々、国単位で何かが動くなぁ、これは。

ただ、ウチの場合別に貴金属だけで商売やっているわけではないので、痛いことは痛いですが他で売り上げを補うことは出来ます。この数日、ようやくテレビが動くようになってきました。一時は24型以下の小型しか出入りがなかったのに、32型辺りが注目されるようになり、テレビ市場が再び"日常"に戻ってきたかのようです。メーカーは32型を"小型"扱いしてますが、多くの消費者は32型から"大型"と見なしますからね。

わたしらなどの場合、しばしばテレビをただのモニター扱いし、AV機器の主役と言えばレコーダーという印象を持ちますが、現在のAV機器の主役は明らかにテレビです。

アナログ停波による激動を防いだのは総務省の推す簡易チューナーではなく、CATVのデジアナ変換でした。デジアナ変換が日本の世帯数で言えばほぼ半分近い2000万世帯以上に対して行われることを黙っていたのは買い換え駆け込み需要に釘を刺したくない政官業一致の思惑によるものでしたが、実際の直前には小型と簡易チューナーが売れるばかりでした。特に簡易チューナーは、誰も語りませんが、7月25日を境に全く売れなくなっていると思われます。ヘタに駆け込み需要を煽った分、反動が強くなった可能性すらあります。

しかし、あれから2ヶ月。テレビを取り巻く空気はすっかり元に戻りました。テレビのような日用品は、新技術や新時代を煽るより、平凡な日常の中にあった方が売れる〜と、いうと言い過ぎですが〜普通に買い換えよう、どうせ買い換えるなら予算と場所の範囲でちょっといいものを買おうという意欲がわいてくるようです。アナログ停波騒ぎを忘れてしまった今だからこそ、テレビに少しずつ人が戻ってきているように思えます。大体CATVのデジアナ変換は使い勝手こそアナログ時代と同等ですが、デジタルの解像度を前提とした画面をレターボックスで小さなブラウン管テレビに映した映像は、とても見やすいとは言えません。野球中継なんて、スコアの数字すら読めないことがあります。テレビはもういらないと思っていても、やっぱり見たくなって戻ってきた人もいるのかも知れません。緩やかではありますが、反動の反動が少し出てきたように思います。

それに加え、テレビの機能アップ、特に録画機能の強化が著しいです。大型機なら、H.264/AVCに圧縮しながらHD録画や、ダブ録も当たり前。ハイエンド録画テレビならAVCダブ録が可能なテレビすらあります。実は、テレビでダブ録出来るようになったのは比較的最近のことです。以前はシングル録画しか出来ないのが当たり前でした。B-CASカード発行ライセンス、つまり規制によって一枚のB-CASカードでは2番組までの受信しか一台の機種では許してもらえなかったのです。テレビの場合、どうしても視聴用チューナーが必要であり、録画だけでチューナーを使い切るわけにはいきませんから、視聴で1チューナー+録画で1チューナーの裏録までが限界だったのです。録画テレビでダブ録を実現するためには、最低トリプルチューナーまで搭載可能なように規制を下げてもらう必要がありました。ご存知の通り、B-CASカード自体の性能はトリプルどころかもっとたくさんチューナーがあっても一枚で分配出来ますから(8チューナーまでは少なくとも可能、と聞いたことがあります)性能アップはB-CASの規定を定めるARIBが「うん」というか、それだけに掛かっていました。逆を言えばARIBの思惑だけで高性能化は常に遅れている、もしくは不可能になっているのが日本のAV機器の現状なのですが。結果、トリプルチューナーが許可されたのは、ARIB側でも「すでに録画需要の中心は、保存出来ないことを前提としたテレビ内蔵の録画機能。世間は録画は出来ても保存には制限がかかっていることに抵抗が無くなっている」と判断したためでしょうか。レコーダーもハイエンド機にトリプルチューナー搭載機がありますが、あれはテレビのおこぼれを頂戴した形で使っているわけです。

一方で全く目立たなくなってきたレコーダー。録画機能も高画質化機能もテレビに搭載されるのが当たり前になってきているため、保存出来るといっても不便な規制された状態でしか行えないレコーダーは存在感が減ってきて当たり前です。とっくの昔にレコーダー事業から撤退しながら録画テレビの開発・販売には熱心な日立や、テレビのアピールには積極的でもレコーダーはすでに情熱を失ったかに見える東芝の様を見る限り、レコーダーは規制によってつぶされつつある市場にしか見えません。保存が目的ならPCと専用チューナーの方が便利(所謂合法チューナーは例外)ですし、保存する気がないのなら録画テレビが楽です。USBのHDDで容量を増やせる機種もありますし。最近スカパー!HDチューナーを内蔵したレコーダーが出てきましたが、そういう側面から見ると「最後の悪あがき」にしか見えません。もしスカパー!HDユーザーも規制を受けないPC録画保存が便利であることを知れば、熱心な人はレコーダーなど見向きもしなくなるかも知れません。スカパー!は2つのチューナーに分配出来ず、同時に1チューナーしか使えないのですから。

あ、ちなみにスカパー!HDで10月から「アンテナあげます!つけます!キャンペーン」というのをやるそうでして、アンテナ線を2本つなげるマルチアンテナを無料でもらえ、かつ無料設置工事までしてもらえるそうです。これを使えば2台つなげますが、スカパー!のカードは一枚しかありませんからねぇ・・・。まぁいろいろと

テレビに人が戻るのを感じるに従い、レコーダーの滅びを予感する今日この頃です。

注意:テレビに人が戻る、と書いたのはあくまで私感によるものであり、なんの証拠も資料もないことを断っておきます。

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