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- 2011年08月24日 21:56
いま欲しいテレビを考えてみる企画
アナログ放送終了・デジタル放送完全移行の地域が日本の大半となって早一ヶ月。思った以上に混乱は少なく、総務省あたりはほっとしたことでしょう。もちろんその最大の原因はCATVの努力なんですが。
さて、「放送」はともかく「テレビ」という商品自体はどうなったかとほじくりますと、案の定売り上げは落ちているそうです。
地デジ移行1カ月 薄型テレビの販売鈍化、価格急落 業界は高機能・大画面で巻き返し
当たり前ですけどね。すさまじい反動がくるのは目に見えてましたから。むしろたった38.3%の減で済んでいる、と見た方が良さそうな気がします。レコーダーも作っているメーカーなんかはここ最近のシャープ・ソニーの相次ぐスカパー!HDチューナー内蔵レコーダーの発売などから分かるように、これから売り上げ増が期待できるレコーダー部門に力を入れたいところでしょうが、すでに多くのメーカーはレコーダーから撤退してますからねぇ。それ以外はAV部門への投資を控えるしかないでしょう。
しかし、この期に及んでまだ「大型テレビを売る」とか言っているんですね。売れるだけでなく、一台あたりの利益を増やしたいメーカー側の考えも分かるんですが、正直言って多くの視聴者は「テレビ」という機械には期待してないはずです。大型・高機能を求めている人はそれほどいないはずなんですよ。実際、3Dテレビは最近量販店で推す店員も少なくなって、製品自体少し隅に追いやられている印象すらありますから。ソフトがないのが最大の原因でしょうけど、そもそもそういう「ちゃんと見る」環境をテレビに求めていないんですよね。特に地上波がよってたかって番組を「ちゃんと集中してみる」人向けでなく「リモコンでむやみにチャンネルを変えたり、他のことをしながらダラダラ点けっぱなしにしている」人向けの編成にしてしまいましたから。まじめにテレビを見る人は、衛星放送に逃げちゃっていると思いますよ。
ただ、それでもまだテレビ市場には膨大な余力が残されているはずです。今回の移行の際に外付けチューナーを買った人、CATVのおかげで買い換えなかった人たちです。その世帯数は予想以上に多いはず。彼らはこの数年以内にテレビを買い換える、お得意様予備軍なんです。ちなみに未だにHDブラウン管テレビにレコーダーをつないで使っているわたしも予備軍の一人ですよ。最近D5非対応なのとHD入力端子が少ないことが少し不満で・・・。という状況ですから。
その立場から、あえて「こんなテレビが欲しい」という企画をたててみようではありませんか。あえて3Dとかそういう付加価値は最小限度に抑えることにします。また、わたし以外の買い換えお得意様予備軍の立場にもたって考えてみましょう。
あえて今のテレビを全面否定します。薄型ったって、設置体積はともかく設置面積は大して小さくなってません。薄型が売れたのは「薄いのがウケたから」ではなく、「デジタル放送対応テレビのほとんどが薄型だったから」なはずです。薄型の方が新しく見えるのも確かでしょうが、薄いからと言ってそれほど便利にはなっていないはずなんですよ。
ならば厚いと何がいいか、ですが、なんと言っても上に物が乗せられるのがいいんです。まず猫が乗れます。ウチは猫飼ってないんですが、ブラウン管テレビのあった猫を飼っている家庭では、猫はよくテレビの上に乗っていたという話です。高いし暖かいし、猫にはいい居場所らしいんですよ。「ゲロ吐いたり毛が入ったりして故障の原因になるから乗れない方がいいよ」という人もいるでしょうが、まぁそこはかわいい猫のため、我慢しましょう。
って猫は冗談なんですが(笑)、レコーダーやビデオが乗せられるというのはあります。ブラウン管テレビの上にビデオデッキやスカパー!のチューナーを乗せていた人、多くいるはずです。薄型ではそれが出来なくなり、結果ビデオ代わりに買ったレコーダーを置く場所がなくなり、AVラックの買い増しが必要になってかえって場所をとるようになった、という人はいるはずです。上に物がのせられれば便利になります。テレビの上は食玩などのコレクションを置く場所としても最適です。テレビは見やすい場所におく物なのでコレクションが目に入りやすく、ニヤニヤしやすくなります。
ただ、厚型(今名付けた)テレビは運搬用の箱が大きくなる欠点があります。そこで、薄型テレビのうしろに設置スペースを後で付ける、組み立て方式を提案します。世の中購入者が自分で組み立てる家具なんていくらでも売ってます。テレビも棚部分だけ後付けにしてしまえばいいんですよ。やっぱり薄く使いたくなった場合は薄い部分だけを外して足を付ければそれで使えるように、柔軟な対応にします。テレビの真後ろは網目状にして空気を通り安くし、HDMIなどの入力端子は延長コードを使って側面から付けられるようにすれば、むしろ使い勝手は良くなるはずです。上部は最初からレコーダーが乗せやすいよう、滑り止めを付けてスペースを広くとります。ラック状にするのも一つの手です。
また、厚型にすればスピーカーに奥行きを付けることも可能になり、音質がグンと上がります。もちろん本当に音質にこだわるのなら外付けスピーカーを使うべきですが、最近はやりのフロントサラウンドスピーカーの簡易版くらいなら奥行きさえあれば出来るはずです。
これはどこかやってませんか? デジタル放送化した際に、リモコン番号がアナログと変わってしまったけど、全く覚えていなくて番組表とかからチャンネルを選択している。そういう人、いらっしゃいません? わたしはそうです。リモコンのモード切替一発でアナログと同じ番号でチャンネルをあわせることが出来れば、便利なはずなんですが。
あえて高画質でなく、画質を少しぼかすフィルターモードを用意して欲しいです。普段ブラウン管を見慣れていると、特に液晶テレビで見るデジタル放送はトゲトゲしくて気になることがあります。そこで全体的に画面を少しぼかし気味にし、ブラウン管のような画質に近づけるのです。もちろん液晶は総合力で言えばブラウン管に及ばないので最高画質の再現は不可能ですが、わたしが比較対象にしたいのは業務用の高級ブラウン管ではなく、家庭用のほどほど画質のブラウン管です。なんなら、ノスタルジックなモノクロモードがあってもいいかと思います。
うーん、とりあえず、こんなもんですか。あえて古くさいテレビに近づける提案ばかりしてみましたが、CATVのデジアナ変換を見ている人にはこんなテレビがあってもいいんじゃないか、と思うのです。他にもB-CASの有料放送を家庭で共用するB-CASサーバーとかデジタル補正のもっと強力なアップコンバーターは全テレビに必須だろうとか、わたし個人だけなら他にもあるのですが、今回は「あまりテレビの機能に期待していない人へ売るテレビ」として考えてみたので省きました。大きさは32型〜37型の中型を想定していますが、どんなもんでしょうか。
さて、「放送」はともかく「テレビ」という商品自体はどうなったかとほじくりますと、案の定売り上げは落ちているそうです。
地デジ移行1カ月 薄型テレビの販売鈍化、価格急落 業界は高機能・大画面で巻き返し
当たり前ですけどね。すさまじい反動がくるのは目に見えてましたから。むしろたった38.3%の減で済んでいる、と見た方が良さそうな気がします。レコーダーも作っているメーカーなんかはここ最近のシャープ・ソニーの相次ぐスカパー!HDチューナー内蔵レコーダーの発売などから分かるように、これから売り上げ増が期待できるレコーダー部門に力を入れたいところでしょうが、すでに多くのメーカーはレコーダーから撤退してますからねぇ。それ以外はAV部門への投資を控えるしかないでしょう。
しかし、この期に及んでまだ「大型テレビを売る」とか言っているんですね。売れるだけでなく、一台あたりの利益を増やしたいメーカー側の考えも分かるんですが、正直言って多くの視聴者は「テレビ」という機械には期待してないはずです。大型・高機能を求めている人はそれほどいないはずなんですよ。実際、3Dテレビは最近量販店で推す店員も少なくなって、製品自体少し隅に追いやられている印象すらありますから。ソフトがないのが最大の原因でしょうけど、そもそもそういう「ちゃんと見る」環境をテレビに求めていないんですよね。特に地上波がよってたかって番組を「ちゃんと集中してみる」人向けでなく「リモコンでむやみにチャンネルを変えたり、他のことをしながらダラダラ点けっぱなしにしている」人向けの編成にしてしまいましたから。まじめにテレビを見る人は、衛星放送に逃げちゃっていると思いますよ。
ただ、それでもまだテレビ市場には膨大な余力が残されているはずです。今回の移行の際に外付けチューナーを買った人、CATVのおかげで買い換えなかった人たちです。その世帯数は予想以上に多いはず。彼らはこの数年以内にテレビを買い換える、お得意様予備軍なんです。ちなみに未だにHDブラウン管テレビにレコーダーをつないで使っているわたしも予備軍の一人ですよ。最近D5非対応なのとHD入力端子が少ないことが少し不満で・・・。という状況ですから。
その立場から、あえて「こんなテレビが欲しい」という企画をたててみようではありませんか。あえて3Dとかそういう付加価値は最小限度に抑えることにします。また、わたし以外の買い換えお得意様予備軍の立場にもたって考えてみましょう。
その1.薄くない
あえて今のテレビを全面否定します。薄型ったって、設置体積はともかく設置面積は大して小さくなってません。薄型が売れたのは「薄いのがウケたから」ではなく、「デジタル放送対応テレビのほとんどが薄型だったから」なはずです。薄型の方が新しく見えるのも確かでしょうが、薄いからと言ってそれほど便利にはなっていないはずなんですよ。
ならば厚いと何がいいか、ですが、なんと言っても上に物が乗せられるのがいいんです。まず猫が乗れます。ウチは猫飼ってないんですが、ブラウン管テレビのあった猫を飼っている家庭では、猫はよくテレビの上に乗っていたという話です。高いし暖かいし、猫にはいい居場所らしいんですよ。「ゲロ吐いたり毛が入ったりして故障の原因になるから乗れない方がいいよ」という人もいるでしょうが、まぁそこはかわいい猫のため、我慢しましょう。
って猫は冗談なんですが(笑)、レコーダーやビデオが乗せられるというのはあります。ブラウン管テレビの上にビデオデッキやスカパー!のチューナーを乗せていた人、多くいるはずです。薄型ではそれが出来なくなり、結果ビデオ代わりに買ったレコーダーを置く場所がなくなり、AVラックの買い増しが必要になってかえって場所をとるようになった、という人はいるはずです。上に物がのせられれば便利になります。テレビの上は食玩などのコレクションを置く場所としても最適です。テレビは見やすい場所におく物なのでコレクションが目に入りやすく、ニヤニヤしやすくなります。
ただ、厚型(今名付けた)テレビは運搬用の箱が大きくなる欠点があります。そこで、薄型テレビのうしろに設置スペースを後で付ける、組み立て方式を提案します。世の中購入者が自分で組み立てる家具なんていくらでも売ってます。テレビも棚部分だけ後付けにしてしまえばいいんですよ。やっぱり薄く使いたくなった場合は薄い部分だけを外して足を付ければそれで使えるように、柔軟な対応にします。テレビの真後ろは網目状にして空気を通り安くし、HDMIなどの入力端子は延長コードを使って側面から付けられるようにすれば、むしろ使い勝手は良くなるはずです。上部は最初からレコーダーが乗せやすいよう、滑り止めを付けてスペースを広くとります。ラック状にするのも一つの手です。
また、厚型にすればスピーカーに奥行きを付けることも可能になり、音質がグンと上がります。もちろん本当に音質にこだわるのなら外付けスピーカーを使うべきですが、最近はやりのフロントサラウンドスピーカーの簡易版くらいなら奥行きさえあれば出来るはずです。
その2.アナログリモコンモードを付ける
これはどこかやってませんか? デジタル放送化した際に、リモコン番号がアナログと変わってしまったけど、全く覚えていなくて番組表とかからチャンネルを選択している。そういう人、いらっしゃいません? わたしはそうです。リモコンのモード切替一発でアナログと同じ番号でチャンネルをあわせることが出来れば、便利なはずなんですが。
その3.ブラウン管モードを付ける
あえて高画質でなく、画質を少しぼかすフィルターモードを用意して欲しいです。普段ブラウン管を見慣れていると、特に液晶テレビで見るデジタル放送はトゲトゲしくて気になることがあります。そこで全体的に画面を少しぼかし気味にし、ブラウン管のような画質に近づけるのです。もちろん液晶は総合力で言えばブラウン管に及ばないので最高画質の再現は不可能ですが、わたしが比較対象にしたいのは業務用の高級ブラウン管ではなく、家庭用のほどほど画質のブラウン管です。なんなら、ノスタルジックなモノクロモードがあってもいいかと思います。
うーん、とりあえず、こんなもんですか。あえて古くさいテレビに近づける提案ばかりしてみましたが、CATVのデジアナ変換を見ている人にはこんなテレビがあってもいいんじゃないか、と思うのです。他にもB-CASの有料放送を家庭で共用するB-CASサーバーとかデジタル補正のもっと強力なアップコンバーターは全テレビに必須だろうとか、わたし個人だけなら他にもあるのですが、今回は「あまりテレビの機能に期待していない人へ売るテレビ」として考えてみたので省きました。大きさは32型〜37型の中型を想定していますが、どんなもんでしょうか。



