- 2017年01月10日 05:00
【解説】うちの妻でもわかる「ブロックチェーン入門」。
最近ビットコイン、ブロックチェーンについて勉強しています。うちの妻でもわかるように、説明してみます。
ブロックチェーン、超ヤバイ!
理解しておきたいワード。ブロックチェーンとビットコイン。
ビットコインの方が、一般的には有名ですよね。
でも、技術的には「ブロックチェーン」の方が重要な意味を持ちます。
「ブロックチェーン」とは何か?その登場は何を意味するのか?
わかりやすくいうと、ブロックチェーンは「インターネット」と同等か、それ以上のインパクトをもたらす技術です。
今ブロックチェーンについて理解することは、1990年代初頭にインターネットを理解するようなものです。
今のうちに理解を深めておけば、次の時代のビジネスチャンスをつかむことができる可能性があります。
だから、ブロックチェーンが盛り上がっているわけです。
はい、ここまでが前段。
ブロックチェーンの特徴。
ブロックチェーンという技術は、以下の特徴を有します。
いろいろな解説方法があるんですが、まずはわかりやすくシンプルに、3つのポイントに整理します。
- 不正ができない。
- 「中央システム」を不在にする。
- 圧倒的に低コストで運用できる。
ブロックチェーンを導入することで、不正を防ぎ、中央的な管理を廃止し、その結果として圧倒的にコストを削減することができます。魔法ですね!
前提として、ブロックチェーンは一連の技術であり、あらゆるサービスに導入することができます。
「ビットコイン」は、「仮想通貨をブロックチェーンで動かしているもの」と理解すればいいでしょう。
仮想通貨がブロックチェーンで動いているように、ブロックチェーンはさまざまなものを「動かす」ことができます。
ブロックチェーンで動く「パスポート」システムを考える。
たとえば……「パスポート」をブロックチェーンで動かすことを考えましょう。
今、パスポートは「中央」で管理していますよね。
ぼくらがパスポートを手に入れるためには、お役所に伺いを立てて、データベースに名前を刻んでもらわないといけません。超めんどくさい。
そのくせ、パスポートはその気になれば「偽造」することもできます。不正に対しては脆弱なシステムです。
取得するのもめんどくさい。しかも、不正のリスクが大きい。
その意味で、パスポートというシステムは「高コスト」といえます。
そんな「パスポート」という仕組みを、仮に「ブロックチェーン」で運用すると……
- 絶対に偽造ができない。
- 役所に行く必要がない。
- ネット上の手続きだけで一瞬で無料で取得でき、更新も不要になる。
こういうパスポートが実現できちゃいます。すごいことですよね、これ。
「パスポートの取得がめんどくさい」というのは過去の話になるのです!
他にもたとえば……
- 「ごくわずかな手数料で、世界中のどこへでもお金を送ることができる金融システム(まさにビットコイン)」
- 「交通違反をしたその瞬間に、罰金が支払われる免許システム」
- 「完全に自動で帳簿を作成し、給与の送金や納税まで自動で行うことができる会計システム」
- 「自分の著作物が引用された瞬間に、利用料を得ることができるコンテンツ管理システム」
なんてことができるようになります。これだけ根本的に多くの人が興奮する理由がわかっていただけるでしょう!
ブロックチェーンは、今後数十年をかけて社会の隅々まで浸透していきます。無関係でいることは不可能です。インターネットが、そうであったように。
で、具体的にはどうなってるの?
ブロックチェーンの具体的な仕組みが知りたい、そんな知的好奇心が旺盛な方へ、もう一歩解説!
そうですねぇ……。
たとえば「学級委員を選ぶ」ということを考えましょうか。
一般的に「学級委員選挙」はこうなってます。
画像を見る投じられた票は、一旦「選挙管理委員」が集計し、開票しますよね。
さて、このシステムは、どう見ても不正に弱いです。
たとえば、選挙管理委員を買収してしまえば、結果を歪めることができてしまいます。開票直前に名簿がハッキングされる可能性もあります。投票済みの用紙を、委員が紛失することだってありえます。
ブロックチェーンなら、不正が防げる。
ブロックチェーンの発想は違います。
まず、「全員」が得票数を集計する名簿を持ちます。
画像を見るブロックチェーンの特徴である「中央が不在」というのはこういうことです。難しくいえば「中央集権」から「分散型」へのシフトです。
で、それらの名簿が、一人が一票投じるたびに、リアルタイムに変動し、同期していきます。まさに「チェーン(鎖)」のように!
画像を見る参加者は自分が一票を投じた瞬間以外は、名簿を書き換えることができません。
ここには「中央データベース」がないので、ハッキングすることも困難です。
仮にハッキングをして一人の名簿を操作したところで、他に正しい名簿がたくさんあるので、修正するのは簡単です。
不正を働いて自分の名簿を書き換えたとしても、他のみんなが持っている「正しい名簿」の情報が、すぐに上書きされてしまいます。
誰かが病気で学校を休んでも、投票データはすぐに同期され、最新版が維持されます。
どうですか?みなさんなら、どうやって不正をします?
「不正を働くなら、真面目に生きたほうがいい」
ひとつのやり方としては、「投票人のすべてに、不正をよびかける」というアプローチがありえます。
「帳簿を管理している全員」に嘘をついてもらえば、不正を通すことができるわけですね。
けれど、投票人のひとりひとりに「不正をしてくれ!」と交渉するのはナンセンスですし、膨大なコミュニケーションコストがかかります。
ゆえに、まともな神経を持っている人なら、「不正を働くくらいなら、真面目に選挙戦を戦う」という決断をすることになります。
……はい、ここです!
ブロックチェーンがすごいのは、ここ!
- 不正を働こうとすると膨大なコストがかかるので、そもそも不正ができない
- 不正を働くエネルギーがあるのなら、まっとうに生きた方が得をする
- ゆえに、誰も不正ができないし、不正を働かない
という世界を実現する点なのですよ!!
これは強調しても強調しすぎることはない、根本的に世界を変えるメカニズムです。
重要なのでもう一度言いますが、ブロックチェーンを採用すると「不正を働くのが非合理」になるんです!
不正のない社会へ。
ここからがぼくの意見。
ブロックチェーンの確信は、「不正のない社会」を実現する点にあります。
あえてユートピア的に、過大にいえば、ブロックチェーンは「犯罪も罰則もない社会」を作るのです。
生活保護制度なんかも、ブロックチェーンで運用すれば「不正受給」の問題は解決されるでしょう。そういう社会実験は、今後10年以内に実施されるはず。
「ビットコイン」は、ブロックチェーンがもたらす変革の一部にすぎません。ビットコインもすごいですが、ブロックチェーンはもっとすごい。人類の社会をアップデートするインパクトを持っているんです。
さぁ、ブロックチェーンを理解しよう。
こちらからは以上です。あくまで入門コンテンツのつもりなのですが、これでもだいぶ長くなってしまいました……。
さらに知りたい方は、以下の書籍をぜひ。ちょっと高いですが、今読んでおくと次のチャンスを掴めますよ!

仮想通貨革命[Kindle版]
posted with ヨメレバ
野口 悠紀雄
ダイヤモンド社
2014-08-04

ブロックチェーン・レボリューション ――ビットコインを支える技術はどのようにビジネスと経済、そして世界を変えるのか[Kindle版]
posted with ヨメレバ
ドン・タプスコット,アレックス・タプスコット
ダイヤモンド社
2016-12-09

ブロックチェーンの衝撃[Kindle版]
posted with ヨメレバ
ビットバンク株式会社&『ブロックチェーンの衝撃』編集委員会
日経BP社
2016-06-08
さぁ、身銭切ろうw
さらにいえば!「bitFlyer」でビットコインを買いましょうw 身銭切ると勉強する気が出ますよ〜。ぼくは2.5万円損してるけどね!
画像を見るビットコインの次世代版ともいえる「イーサリアム」も購入すると、さらに理解するポテンシャルが高まります。こちらは「coincheck」で買うのがおすすめ。損してるけどね!
画像を見るなお、投資・資産運用の選択肢としては……変動が激しすぎておすすめしません。堅実に運用したいなら「WealthNavi」のようなロボアドバイザー系か、「みんなのクレジット」のようなソーシャルレンディングがいいででしょうね。
関連記事:【資産運用】2017年は「Fintech」サービスを利用して、100万円投資します。
未来をつくろう。
ビットコインを投機の対象としてだけ理解するのは、超もったいない。
これはインターネットと同じかそれ以上に、世界を根本から変える仕組みなのですよ!
ぼくは高知の田舎から、ブロックチェーンを使った新しい社会インフラを作りますよ〜。まずは地域通貨がわかりやすいですかね。こっちへおいで!
- Hayato Ikeda
- プロブロガー



