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- 2017年01月06日 10:00
不確実な時代
日本の経営者が口々に指摘する「不確実な時代」。わかりそうでわからないのがこの言葉ではないでしょうか?思い浮かぶのは英国のEU離脱とかトランプ氏の大統領就任など地球規模で影響する想定外が連続して起こったことを「予想不可能」の時代と呼ばず、「不確実」としたのでしょうか?それもあるでしょう。しかし、経営者の指摘する不確実とは自身の事業の不確実性を説いているのだろうと思います。
アメリカで始まった家電見本市(CES)はもともとは「消費者向け家電ショー(Consumer Electronics Show)」でありました。いわゆるAVを中心として一般消費者のリビングルームを飾る最新機器のようなものでしょうか?それは音響であり、テレビであったわけです。ところがスマホ時代が現れ、更にCESには数年前から自動車会社が参入します。つまり見本市の範疇はリビングルームから飛び出したわけです。
今年はAIが主流と報じられています。同じリビングを飾る機器でもIoTでつながる家電という進化系が見て取れます。しゃべりかけると家電が動く、という代物です。個人的にはこれが花形になるとは思っていません。わざわざしゃべって反応させる機器を買わせるよりスマホをその媒介にすればよいだけでいずれ取って代わることになるとみています。
例えば鳴り物入りだったスマートウォッチははっきり言って失速で明白な目的意識を持ったスポーツ用途などに絞り込まざるを得ません。一方、時計はより高級化し、かつては5-60万円も出せばそれなりの良いスイスの機械式時計がゲット出来ましたが今では100万円を超えてきます。明らかに時計はスマートではなく、機械式時計の洗練された人間工学が勝っているようです。つまり、トレンドは先端技術ばかりが勝つわけでもないのかもしれません。
そのようなトレンドを追っていけば次は何になるのか、とご指摘を受けると思います。個人的にはスマートエネルギーと非在来型エネルギー時代の幕開けだと確信しています。例えば自動車は自動運転に目がいきますが、それ以上に電気自動車へ大きくシフトしていくでしょう。ドイツVW社のディーゼル不正問題は欧州のディーゼルトレンドを一掃したといってよいと思います。ここにきて日産自動車のゴーン氏の鼻息が荒いのも主要な部品子会社であるカルソニックカンセイを売却するのも自動車の姿がこれから10年スパンで明白に変わることを想定しています。
これら、大きな潮流の中で企業、特に大企業はそのうねる主流から外れるわけにはいきません。それが「不確実な時代」という言葉に表れてきているのでしょう。
私はずっとアセットライトということを言い続けています。あまり深入りせず、足を抜くときにはさっさと抜ける体制にすることであります。私ごときが小さいながらも6つも7つも事業を同時で進めるのは意味があります。それはスクラップ アンド ビルトを進めやすくするためなのです。
事業には必ず栄枯盛衰があります。衰えたビジネスとは自社の努力が足りないのか世の中のトレンドに合わないのか、その見極めをしたうえでダメなものはさっさと切り落とすドライさが必要なのであります。
あるいは経営者としてのセンスや資質、年齢的背景もあります。私は起業家として事業に携わっていますが5年やって成長しない事業であれば10年やっても成長させることはできないと思っています。私がそこまで器用ではないということです。その為にテコ入れには違うブラッドを入れます。従業員や責任者を変え、外注のコンサルタントを起用したりします。それでもだめならだめなのです。
年齢的背景とは「育った時代背景に『真』がある」とする錯覚です。私は団塊の世代のあと、出生者数がどんと下がった時代に生まれ、一人っ子時代、偏差値時代、進学塾時代を経て地球の歩き方世代を通じ日本経済が驀進する中でイケイケの時代を謳歌します。そして最後、バブルで栄華を極め、その余韻が忘れられないという動かせない事実があります。
この年齢的背景は全ての人がそれぞれ持ち合わせる価値観のバックボーンです。
では平成生まれの若者の発想を私のビジネスに取り入れられるか、といえば自分の価値観を一旦捨て去ってギアチェンジしなくてはいけないのです。例えば私が東京で経営する女性向けのシェアハウスとかバンクーバーで経営するレンタカー事業などは明らかに若者向けのビジネスです。
この世代のセンスをどう自分に取り込むかといえば椅子に座っていても絶対にわかりません。接するしかないのです。だから私は若者と飲み会をしNPOの団体で一緒に活動します。あるいは若者が好む書籍を読んでセンスを察するです。有川浩、江國香織、西加奈子、綿矢りさあたりは押さえます。「君の名は」も勿論読みましたが、読むだけではなく、あの感性を受け入れる許容力が経営者には必要なのです。そこからアイディアは生まれます。
不確実性とは世代間のギャップが軋み音を出しているようなものです。リーダーと称する4-50代の人たちと20代の人たちの間には年齢以上の差があり、それが物事の価値観を変えていくのであります。この流れを押さえないと不確実が不確実なまま終わってしまうでしょう。
だからこそ一歩でも確実性を高めるチャレンジをし続けなくてはいけないのです。
では今日はこのぐらいで。
アメリカで始まった家電見本市(CES)はもともとは「消費者向け家電ショー(Consumer Electronics Show)」でありました。いわゆるAVを中心として一般消費者のリビングルームを飾る最新機器のようなものでしょうか?それは音響であり、テレビであったわけです。ところがスマホ時代が現れ、更にCESには数年前から自動車会社が参入します。つまり見本市の範疇はリビングルームから飛び出したわけです。
今年はAIが主流と報じられています。同じリビングを飾る機器でもIoTでつながる家電という進化系が見て取れます。しゃべりかけると家電が動く、という代物です。個人的にはこれが花形になるとは思っていません。わざわざしゃべって反応させる機器を買わせるよりスマホをその媒介にすればよいだけでいずれ取って代わることになるとみています。
例えば鳴り物入りだったスマートウォッチははっきり言って失速で明白な目的意識を持ったスポーツ用途などに絞り込まざるを得ません。一方、時計はより高級化し、かつては5-60万円も出せばそれなりの良いスイスの機械式時計がゲット出来ましたが今では100万円を超えてきます。明らかに時計はスマートではなく、機械式時計の洗練された人間工学が勝っているようです。つまり、トレンドは先端技術ばかりが勝つわけでもないのかもしれません。
そのようなトレンドを追っていけば次は何になるのか、とご指摘を受けると思います。個人的にはスマートエネルギーと非在来型エネルギー時代の幕開けだと確信しています。例えば自動車は自動運転に目がいきますが、それ以上に電気自動車へ大きくシフトしていくでしょう。ドイツVW社のディーゼル不正問題は欧州のディーゼルトレンドを一掃したといってよいと思います。ここにきて日産自動車のゴーン氏の鼻息が荒いのも主要な部品子会社であるカルソニックカンセイを売却するのも自動車の姿がこれから10年スパンで明白に変わることを想定しています。
これら、大きな潮流の中で企業、特に大企業はそのうねる主流から外れるわけにはいきません。それが「不確実な時代」という言葉に表れてきているのでしょう。
私はずっとアセットライトということを言い続けています。あまり深入りせず、足を抜くときにはさっさと抜ける体制にすることであります。私ごときが小さいながらも6つも7つも事業を同時で進めるのは意味があります。それはスクラップ アンド ビルトを進めやすくするためなのです。
事業には必ず栄枯盛衰があります。衰えたビジネスとは自社の努力が足りないのか世の中のトレンドに合わないのか、その見極めをしたうえでダメなものはさっさと切り落とすドライさが必要なのであります。
あるいは経営者としてのセンスや資質、年齢的背景もあります。私は起業家として事業に携わっていますが5年やって成長しない事業であれば10年やっても成長させることはできないと思っています。私がそこまで器用ではないということです。その為にテコ入れには違うブラッドを入れます。従業員や責任者を変え、外注のコンサルタントを起用したりします。それでもだめならだめなのです。
年齢的背景とは「育った時代背景に『真』がある」とする錯覚です。私は団塊の世代のあと、出生者数がどんと下がった時代に生まれ、一人っ子時代、偏差値時代、進学塾時代を経て地球の歩き方世代を通じ日本経済が驀進する中でイケイケの時代を謳歌します。そして最後、バブルで栄華を極め、その余韻が忘れられないという動かせない事実があります。
この年齢的背景は全ての人がそれぞれ持ち合わせる価値観のバックボーンです。
では平成生まれの若者の発想を私のビジネスに取り入れられるか、といえば自分の価値観を一旦捨て去ってギアチェンジしなくてはいけないのです。例えば私が東京で経営する女性向けのシェアハウスとかバンクーバーで経営するレンタカー事業などは明らかに若者向けのビジネスです。
この世代のセンスをどう自分に取り込むかといえば椅子に座っていても絶対にわかりません。接するしかないのです。だから私は若者と飲み会をしNPOの団体で一緒に活動します。あるいは若者が好む書籍を読んでセンスを察するです。有川浩、江國香織、西加奈子、綿矢りさあたりは押さえます。「君の名は」も勿論読みましたが、読むだけではなく、あの感性を受け入れる許容力が経営者には必要なのです。そこからアイディアは生まれます。
不確実性とは世代間のギャップが軋み音を出しているようなものです。リーダーと称する4-50代の人たちと20代の人たちの間には年齢以上の差があり、それが物事の価値観を変えていくのであります。この流れを押さえないと不確実が不確実なまま終わってしまうでしょう。
だからこそ一歩でも確実性を高めるチャレンジをし続けなくてはいけないのです。
では今日はこのぐらいで。



