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天皇陛下の生前退位と皇室典範

新年の一般参賀が、連年通り昨日2日に行われ、天皇陛下、皇后陛下、皇太子ご夫妻など皇族方が、5回、宮殿のベランダに立たれました。

昨日は、9万6700人と、平成に入って2番目に多い人が、足を運んだ、ということです。

昨年夏の天皇陛下の生前退位の意向を示された発言以来、その解決策と皇室を考える議論が行われてきています。

天皇陛下の意向は、ご自身のことだけでなく、これから先、皇室がよい形で続いていくためのものだったと受け止めています。

世論調査でも、皇室典範の改正への賛成が一代かぎりの特別法への賛成を大きく上回っていることからも、多くの国民が、そう受け止めていることがわかります。

ところが、政府の有識者会議は、今の天皇陛下に限って退位を可能とする法律の制定を提言する方向で、議論をまとめつつあります。

皇室典範の改正には時間がかかるということは理解しますので、ご高齢の陛下の意向を受けて、まず特例法で対応し、平行して、今後の皇室のことを考えて、皇室典範の改正を議論する、ということがよいのではないかと考えます。

世論調査でも、日本人の多くが、皇室に好意をもっていることが、わかります。

超少子社会の傾向は、皇室も例外でなく、特に男性のお子さんが少ない中で、女性による皇位継承を皇室典範改正によって可能にすべき、とずっと以前から主張してきました。

海外をみても、先進国であるヨーロッパ各国の王室は、男女双方の継承を認めています。

日本でも、かつて8人10代の女性天皇が存在していました。

しかし、あくまでも中継ぎ役だったという意見もあります。

女性が天皇になるには、いくつかの課題もあります。

結婚相手を自由に選んでよいかという問題、女系を認めるか(女性天皇が産んだ子が天皇になり、その系統が皇位を継承していくことを容認するか)という問題、皇族の範囲をどこまで認めるか(結婚しても宮家であり続ける女性宮家など)の問題などです。

皇室では、悠仁様誕生まで40年間、男のお子様は誕生していませんでした。

皇室は万世一系の神秘なもので、女性は認められないという意見もありますが、これまで皇室が続いてきたのは、正妻でない方のお子さんが継いだりしたこともあったからで、今の時代、そういうことは認められません。

皇室を大切に思う人こそ、存続のために何が必要かを考え、政府としても、国民全体が納得できる議論をしていってほしいと思います。

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