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  • ヒロ
  • 2017年01月03日 10:00

2017年10大予想

私が毎月寄稿しているカナダのある雑誌にこの時期、「10大予想」なるものを毎年掲げています。最近では10大予想は花盛りなのか、あちらこちらで見かけるようになりましたが、ブラックストーン副会長であるバイロン ウィーン氏が1986年から続ける予想が経済、市場関係では最も著名で大胆だと思います。

氏の当たる確率はせいぜい5割、ひどい時には2割ぐらいの時もあります。2016年予想も散々で2、3しか当たっていません。それでもこの10大予想は当てるというより「まさか」という驚きが面白いのだろうと思います。氏の2017年予想はあと数日で発表されると思いますが、まずは雑誌に寄稿した私の17年予想をタイトルだけお見せします。


1. トランプ大統領、アメリカのシンボルに
2. 安倍政権 真骨頂
3. ダウも日経平均も2万どころではない!
4. 欧州は混沌、民族主義の芽生えか?
5. 東アジアの不協和音
6. 逆境の「女性の時代」?
7. 驚くべきテクノロジーの進化
8. 字が書けず、会話ができない子供たち
9. 日本の圧倒するスポーツ躍進に世界も注目
10. カナダはトロントの時代に

さて、これをお読みになっている方にはもっと具体的に知りたいと思う方もいらっしゃるでしょう。日経には「トップに聞く今年の株価」「為替はどうなる」というアンケート記事が例年、掲載されるのですが、あれほど自社のポジショントーク的なものもないな、と大学生の頃から思っています。また、日本の企業のトップは大胆な予想をすると「いろいろ問題もあるので」あらかた枠の中に収めるようにすることが多いように思えます。

では私の予想です。ポジショントーク無しです。

日米の株価は浮き沈みしながらも4月まで上がるとみています。トランプ効果が効くからです。ところがsell in Mayという世界の株価がガタガタする5月に崩れ始める気がします。理由はドル高がトランプ政策に相反するからであります。その後は為替次第だと思いますが、4-5月にフランス大統領選挙、年後半には重要なイベント、ドイツ総選挙と中国の党大会を控え、また、英国のEU離脱問題の行方も読みづらく、ドルが相対的にはやはり有利となり、株価を含め、全体に持ち直す形になると思います。

レンジ的にはダウが春先に21000ドル程度で天井をつけその後は一時的にはひょっとすると大きな調整はあっても概ね20000ドル程度は維持しながら高原相場になるとみています。日経平均はダウよりボラが高いので値動き的には21500円程度も視野に入るかもしれませんが、上述の重要イベントで不都合な問題が生じたとき、及び、韓国の動き次第では16500円ぐらいまで「ドボン」と音のする崩落場面はあり得ます。

為替予想はあまり当たらないのですが、コアレンジは125円から110円ぐらいかとみていますがこれもイベント次第でその枠を飛び越え、円のボラティリティは激しくなるとみています。。

それよりも私は資源相場が今年も回復傾向を続けるとみています。生産調整やリストラが進んでいることもありますし、原油のようにOPECが一応の威信を見せたものもあります。一部にはトランプ氏がイランに喧嘩を吹っ掛けて原油相場は崩れるという見方もあるようですが、私は50-60ドル台のコア相場が妥当だと思っています。金は今より100ドルほど上の1300ドル程度まであるとみています。

経済成長率ですが日本は1.0%前後、アメリカは2.5%はあるとみています。この差は何か、といえば人口構成と増加率であります。やはり若い人が多くて人口が増えないとGDPは上がりにくいでしょう。日本は一人当たりのGDPでみるべきなのでしょうが、これは一般にドル建て表示で世界との比較をするわけです。その基準となる為替が何割もぶれるものなのであまりその細かい数字にとらわれない方がよいと思います。

アメリカはトランプ氏の采配に注目が集まりますが、ボトムラインは経済は民間主導で動くのですからトランプ次期大統領がその民活に邪魔をしなければ経済はそこそこ回ると思います。むしろ、イエレン議長が3回も利上げを見込むといった方が影響力大で以前にも書きましたがあんな無責任な予想はしないでほしいと思っています。

予想は書き出したらきりがありませんし、「どこに根拠があるのだ」と言われれば私の知りうる限りの知識と考えを振り絞った結果、としか申しようがありません。が、世の中には私のような凡人と違い、鋭い人はいくらでもいるので「違うだろー」とおっしゃるボイスは当然あると思っています。逆にそれをベースにお互いの考えを披露したらもっと面白くなるのが10大予想ではないでしょうか?

当たらなくてもいいんです。考えるということがとても大事だと思います。

では今日はこのぐらいで。

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