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- 2017年01月02日 10:49
2016年のエンターテックニュースTOP20+α
2/2
<第16位>
●人工知能作品に「著作権」 音楽や小説など、政府知財本部方針
まだ産業規模も商品形態もわからない状況ですが、この段階で政府が方針を出したことを高く評価したいです。
僕もAI作曲のプロジェクトに関わってみたいと思っています。
<第17位>
●サイバーエージェント、AbemaTVが1日1000万視聴、WAU100万超と好スタート! 藤田社長「事業化に確かな手応え」
UGM型ではない、「ユーザー受身形」の動画サービスとして、「LINE LIVE」と「Abema TV」の対決という様相になっていますね。スマホ世代を取り込めると地上波テレビ以上の影響力を持つようになるかもしれません。大注目です。
<第18位>
●ドコモiモードケータイ出荷終了に思いを馳せる〜3分で振り返るケータイ文化〜
Appleがグローバルに築き上げた、iTunes、AppStoreの生態系は故ジョブズがiモードをベンチマークして考案したと言われています。スマートフォン時代のプラットフォームの勝者です。NTTドコモにもチャンスがあったはずと考えると郷愁だけでは終わらせられないですね。
<第19位>
●アマゾン読み放題、人気本消える 利用者多すぎが原因?
ひどい話ですね。権利者も読者も無視したプラットフォーマーの横暴です。新しいサービスを始める際にサービス事業者が守るべき最低限の信義に反しています。
同時に、収益のほとんどを投資に充てて、赤字を厭わない経営方針のAmazonが、こういう動きをするということは、電子書籍読み放題サービスの優先順位や期待度は低いのかなと思いました。
ちなみに、拙著も6冊ほど読み放題サービスに出ていたのですが、このタイミングで4冊が取り下げられていました。一応、人気本のカテゴリーに入ったのかって、何も得はないのに、ちょっと嬉しくなってしまいました。複雑なクリエイターの気持ちが少しだけわかった気がしました。
<第20位>
●安倍マリオ、海外の人たちが大喜び「こんなすごい光景見たことない」【リオオリンピック】
2020年の期待を高める演出でしたね。違和感を表明する人も居ましたが、賛否両論でも話題になる方がメリットがあるのがSNS時代です。業界人視点だと、正直「電通色」を感じてしまう部分はありますが、ポップカルチャーを全面に出して、日本をアピールする姿勢はとても良いと思いました。
<And More>
●ハイスタ16年半ぶり新作ゲリラ発売 事前プロモ一切なしで配信時代に対抗
話題になっていましたね。ストリーミング配信やSNSの活用に注目が集まる時代に、敢えて事前プロモーション無しで店頭にCDを置くことから始めるというのは面白いやり方です。
もちろんご本人たちの思想の表現でもあると思いますが、僕が感じたのは強運です。時代の流れは感じられても、Spotifyの日本開始日を予測するのは不可能ですから、この絶妙のタイミングは、話題性として効果抜群です。
成功するアーティストは「思想性×強運」が必要だし、持っているのだなと改めて思いました。
●Google脱税容疑 パリ支店捜索
グローバルにビジネスを展開していると、税金をどの国に払うかは、収益を残して再投資に充てためのテクニックになりますね。
善悪論というよりは、アメリカ系グローバル企業対EU各国の戦いという見立てで分析して、日本も参考にするべきだと思います。
●Uber China と Didi Chuxing が統合される: それはタオルを投げ入れることに等しい?
共産党政府との関係性が重要になる中国でのインフラサービスですが、Uberは中国の同種サービスの会社と合併というのは、中国らしいできごとですね。中国人がしたたかなのか、Uberが賢いのか、「狐と狸の化かし合い」という感じもします。同床異夢でも儲かれば良いということなのでしょう。
日本も対岸の火事ではありません。欧米系プラットフォームとのタフなつきあい方は中国から学ぶこともありますし、中国でのビジネスチャンスを逃さない姿勢も重要ですから。
<社会編>
●総人口初の減少 15年国勢調査
随分前から言われていましたが、実際のデータが遂に出ましたね。日本人の人口が減り始めたのです。これは大事件です。
科学の進歩で平均寿命は伸びていくので、出生率向上が政治的には日本最大の課題ですね。移民の問題は置いておくとして、エンタメ、コンテンツ業界的には、日本市場だけ向いていられる時代は終わったことをシビアに確認するべきですね。
●EU離脱、イギリスはどうなる? 数日後、数カ月後、数年後のシナリオ
エンターテックの話ではないですが、先週は文句無しにこれですね。ベルリンの壁崩壊以来の世界史的な出来事ではないでしょうか?イギリス国民の今回の判断の是非は歴史に委ねるしかありませんが、目先のボンド安円高などではなくロングスパンで捉えるべきですね。 スコットランドはUKを離れてEU加盟を目指すしょうし、ポンドとユーロの影響力源など、広範囲で、長期的に大きな影響が予想されます。
日本人として、為替や株価など経済的なことだけではなく、自分たちの問題として捉えるべきと思っています。英国と日本の相違点ではなくて、共通点から考えてみることです。例えば、中国かシンガポールが経済の覇権を握って、ASEANまで取り込んだ、元(ないしシンガポールドル)経済圏を作る動きが出た時に、日本はどうあるべきなのでしょう?アジア経済圏を活性化しながら、日本の存在感を上げていくべきと僕は思いますが、今回の英国民の判断が正しいなら、違うことになりますね。沖縄問題とスコットランド離脱の相似性など、日本人にとっても他人事にはできない事件です。
●トランプ氏が当選確実、クリントン氏を破る
単純に投票数を足すとクリントンの方が多かったというデータも出ていて、選挙制度自体の問題も感じられる出来事でした。
政治経験の無いトランプ大統領がどんな政策をとるかはまったく不明で、極端な悲観論も、安易な楽観論も禁物だと思いますが、国際社会全体がきな臭くなっているのは間違いないと思います。
2016年僕が感じたのは、自分が生きている間に日本という国が戦争する可能性があるということ、裏返せば、これまで無自覚に戦争の可能性が無いと思っていたことに、気づきました。有識者によると、今の国際情勢は第一次世界大戦前に似ているそうです。
<残念編第1位>
●DeNAが健康情報サイト「WELQ」の広告販売を停止
がっかりする記事でした。上場企業の危機管理としても非常に稚拙だったと思います。プロ野球チームの経営まで成功させて、携帯ゲーム会社という狭いカテゴリーから脱出した経営力が評価されている会社だけに本当に残念です。DeNAにはIT企業の機動力、世の中を見る目と大企業の公共性を両立させてほしかったです。
もう一つ思うのは、PV(ページビュー)至上主義の問題点です。極端な低コストでコピペ的な記事を投稿さえて、SEOだけ充実させて、PVを稼ぐという手法は自らのメディア価値を下げていく負のスパイラルで自殺行為だと思います。
世帯視聴率至上主義で影響力を失っていった地上波テレビの二の舞いにならないように、ユーザーとのエンゲージメントを重視したウエブメディアを作って欲しいと思います。
今回の不祥事は、上場廃止になりかれない危機だという認識が必要でしょう。
<残念編第2位>
●SMAP解散は「極めて残念」 菅官房長官がコメント 「特別なオンリーワン」と活躍期待
アイドルグループの不合理な解散について、政治家が発言するのは、気分悪いです。SMAP事件は、「40代の意思決定を80代がOKしないと通せないのが日本」だというのが僕の総括です。憂鬱な気分になるはなしばかりでした 。
個人的には、素晴らしいJポップであるSMAPのアルバムがもう作られないことがとても残念です。
●人工知能作品に「著作権」 音楽や小説など、政府知財本部方針
まだ産業規模も商品形態もわからない状況ですが、この段階で政府が方針を出したことを高く評価したいです。
僕もAI作曲のプロジェクトに関わってみたいと思っています。
<第17位>
●サイバーエージェント、AbemaTVが1日1000万視聴、WAU100万超と好スタート! 藤田社長「事業化に確かな手応え」
UGM型ではない、「ユーザー受身形」の動画サービスとして、「LINE LIVE」と「Abema TV」の対決という様相になっていますね。スマホ世代を取り込めると地上波テレビ以上の影響力を持つようになるかもしれません。大注目です。
<第18位>
●ドコモiモードケータイ出荷終了に思いを馳せる〜3分で振り返るケータイ文化〜
Appleがグローバルに築き上げた、iTunes、AppStoreの生態系は故ジョブズがiモードをベンチマークして考案したと言われています。スマートフォン時代のプラットフォームの勝者です。NTTドコモにもチャンスがあったはずと考えると郷愁だけでは終わらせられないですね。
<第19位>
●アマゾン読み放題、人気本消える 利用者多すぎが原因?
ひどい話ですね。権利者も読者も無視したプラットフォーマーの横暴です。新しいサービスを始める際にサービス事業者が守るべき最低限の信義に反しています。
同時に、収益のほとんどを投資に充てて、赤字を厭わない経営方針のAmazonが、こういう動きをするということは、電子書籍読み放題サービスの優先順位や期待度は低いのかなと思いました。
ちなみに、拙著も6冊ほど読み放題サービスに出ていたのですが、このタイミングで4冊が取り下げられていました。一応、人気本のカテゴリーに入ったのかって、何も得はないのに、ちょっと嬉しくなってしまいました。複雑なクリエイターの気持ちが少しだけわかった気がしました。
<第20位>
●安倍マリオ、海外の人たちが大喜び「こんなすごい光景見たことない」【リオオリンピック】
2020年の期待を高める演出でしたね。違和感を表明する人も居ましたが、賛否両論でも話題になる方がメリットがあるのがSNS時代です。業界人視点だと、正直「電通色」を感じてしまう部分はありますが、ポップカルチャーを全面に出して、日本をアピールする姿勢はとても良いと思いました。
<And More>
●ハイスタ16年半ぶり新作ゲリラ発売 事前プロモ一切なしで配信時代に対抗
話題になっていましたね。ストリーミング配信やSNSの活用に注目が集まる時代に、敢えて事前プロモーション無しで店頭にCDを置くことから始めるというのは面白いやり方です。
もちろんご本人たちの思想の表現でもあると思いますが、僕が感じたのは強運です。時代の流れは感じられても、Spotifyの日本開始日を予測するのは不可能ですから、この絶妙のタイミングは、話題性として効果抜群です。
成功するアーティストは「思想性×強運」が必要だし、持っているのだなと改めて思いました。
●Google脱税容疑 パリ支店捜索
グローバルにビジネスを展開していると、税金をどの国に払うかは、収益を残して再投資に充てためのテクニックになりますね。
善悪論というよりは、アメリカ系グローバル企業対EU各国の戦いという見立てで分析して、日本も参考にするべきだと思います。
●Uber China と Didi Chuxing が統合される: それはタオルを投げ入れることに等しい?
共産党政府との関係性が重要になる中国でのインフラサービスですが、Uberは中国の同種サービスの会社と合併というのは、中国らしいできごとですね。中国人がしたたかなのか、Uberが賢いのか、「狐と狸の化かし合い」という感じもします。同床異夢でも儲かれば良いということなのでしょう。
日本も対岸の火事ではありません。欧米系プラットフォームとのタフなつきあい方は中国から学ぶこともありますし、中国でのビジネスチャンスを逃さない姿勢も重要ですから。
<社会編>
●総人口初の減少 15年国勢調査
随分前から言われていましたが、実際のデータが遂に出ましたね。日本人の人口が減り始めたのです。これは大事件です。
科学の進歩で平均寿命は伸びていくので、出生率向上が政治的には日本最大の課題ですね。移民の問題は置いておくとして、エンタメ、コンテンツ業界的には、日本市場だけ向いていられる時代は終わったことをシビアに確認するべきですね。
●EU離脱、イギリスはどうなる? 数日後、数カ月後、数年後のシナリオ
エンターテックの話ではないですが、先週は文句無しにこれですね。ベルリンの壁崩壊以来の世界史的な出来事ではないでしょうか?イギリス国民の今回の判断の是非は歴史に委ねるしかありませんが、目先のボンド安円高などではなくロングスパンで捉えるべきですね。 スコットランドはUKを離れてEU加盟を目指すしょうし、ポンドとユーロの影響力源など、広範囲で、長期的に大きな影響が予想されます。
日本人として、為替や株価など経済的なことだけではなく、自分たちの問題として捉えるべきと思っています。英国と日本の相違点ではなくて、共通点から考えてみることです。例えば、中国かシンガポールが経済の覇権を握って、ASEANまで取り込んだ、元(ないしシンガポールドル)経済圏を作る動きが出た時に、日本はどうあるべきなのでしょう?アジア経済圏を活性化しながら、日本の存在感を上げていくべきと僕は思いますが、今回の英国民の判断が正しいなら、違うことになりますね。沖縄問題とスコットランド離脱の相似性など、日本人にとっても他人事にはできない事件です。
●トランプ氏が当選確実、クリントン氏を破る
単純に投票数を足すとクリントンの方が多かったというデータも出ていて、選挙制度自体の問題も感じられる出来事でした。
政治経験の無いトランプ大統領がどんな政策をとるかはまったく不明で、極端な悲観論も、安易な楽観論も禁物だと思いますが、国際社会全体がきな臭くなっているのは間違いないと思います。
2016年僕が感じたのは、自分が生きている間に日本という国が戦争する可能性があるということ、裏返せば、これまで無自覚に戦争の可能性が無いと思っていたことに、気づきました。有識者によると、今の国際情勢は第一次世界大戦前に似ているそうです。
<残念編第1位>
●DeNAが健康情報サイト「WELQ」の広告販売を停止
がっかりする記事でした。上場企業の危機管理としても非常に稚拙だったと思います。プロ野球チームの経営まで成功させて、携帯ゲーム会社という狭いカテゴリーから脱出した経営力が評価されている会社だけに本当に残念です。DeNAにはIT企業の機動力、世の中を見る目と大企業の公共性を両立させてほしかったです。
もう一つ思うのは、PV(ページビュー)至上主義の問題点です。極端な低コストでコピペ的な記事を投稿さえて、SEOだけ充実させて、PVを稼ぐという手法は自らのメディア価値を下げていく負のスパイラルで自殺行為だと思います。
世帯視聴率至上主義で影響力を失っていった地上波テレビの二の舞いにならないように、ユーザーとのエンゲージメントを重視したウエブメディアを作って欲しいと思います。
今回の不祥事は、上場廃止になりかれない危機だという認識が必要でしょう。
<残念編第2位>
●SMAP解散は「極めて残念」 菅官房長官がコメント 「特別なオンリーワン」と活躍期待
アイドルグループの不合理な解散について、政治家が発言するのは、気分悪いです。SMAP事件は、「40代の意思決定を80代がOKしないと通せないのが日本」だというのが僕の総括です。憂鬱な気分になるはなしばかりでした 。
個人的には、素晴らしいJポップであるSMAPのアルバムがもう作られないことがとても残念です。



