- 2016年12月31日 15:35
安倍総理が目指す「戦後の清算」 〜トランプ大統領の靖国参拝へ
安倍総理が目指す「戦後の清算」 〜トランプ大統領の靖国参拝へ
年の瀬は、いろいろなものを整理整頓する時期だが、
”戦後の懸案事項”も、整理整頓すべき時期ではないだろうか。
27日の、安倍総理の、真珠湾演説。
私は大変、感じるものがあった。
→「和解の力」 安倍晋三首相の真珠湾での演説(全文)
http://www.sankei.com/politics/news/161228/plt1612280011-n1.html
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ハワイ。日米にとって、因縁の地だ。
かつて私も、私人だった10年以上前に、真珠湾を訪問し、アリゾナ記念館にもいった。
写真はそのときのものだ。
(そのときのメモ)
http://blog.livedoor.jp/ttanuma/archives/50731864.html
このときの印象は、感銘と共に、今でも深く覚えている。
まず歴史の展示だが、日本人に対して恨むより、航空機で艦隊を攻撃するという新しい発想を讃える展示やアナウンスが多く、大変中立的な印象だった。
アメリカの懐の深さを、20代の私は、実感として初めて知り、見直した。
ただ、この真珠湾攻撃で、日本は大戦果をあげたはあげたのだが、
そのあとサルベージがなされ、この戦艦アリゾナ号とオクラホマ号以外は、なんとすべて、戦争中に、復役したとのことだった。
正直にいって、残念であった。やはり国力、産業力の差は、如何ともし難いし、奇襲は奇襲に過ぎないのかと、無念でもあった。
また戦艦ミズーリ号も繋留されていた。あの、降伏文書を調印した、ミズーリ号だ。
特攻機による攻撃を受けた、そのときの甲板のキズも残っている。岡山出身の若者による突撃だったらしい。その若者の顔写真も、ミズーリ号の中には掲示されている。
勇者として讃える姿勢はここでも見られ、私は逆に、アメリカは立派な国だと素直に感じた。
そしてアリゾナ記念館。これは、海中に沈む、アリゾナ号の上にある。
いまでもアリゾナ号からは、「アリゾナの涙」と呼ばれる、油が浮き上がってくるという。
白いメモリアルの中は、大変厳粛な雰囲気で、普段騒がしいアメリカ人もそこではみな静かにしていた。
その正面には大きな文字で「HERO」と書いてあり、亡くなった1102人全員の名前が書いてある。
多くのアメリカ人が、静かに黙祷などをしていた。
この地は、戦後の歴代大統領全てが訪問、慰霊をしており、
また米船は軍も商船もみな、真珠湾に入るとき常に「Manning the rail」という、甲板の淵に乗組員が正装し敬礼しつつ並ぶことで、アリゾナに敬意を表しているという。
私は、大変感激した。
私達が、国のために殉じた英霊を靖国神社に祀るように、
アメリカのために殉じた若者たちを、英雄として、最大限の礼儀で弔う姿は、全く同じだと思った。
パールハーバーは、真に慰霊の地なのだ。
そしてそれは、日米両方で、ともに慰霊をすべき、犠牲の地なのだ。
日本にとって、広島での米国大統領による慰霊が、特別な意味を持つように、
米国にとっては、真珠湾での日本国総理による慰霊が、特別な意味を持つのだろう。
無論、戦闘員を狙った奇襲と、非戦闘員を無差別虐殺した原爆は、比べられないことだ、が、
慰霊の必要性、そして過去の歴史と決別するには、どちらも等しく大切な地だろう。
私がアメリカを、憎むときもある一方で、やはり総体として信じられるのは、この犠牲を大切にする国の姿勢、国民心理だ。
公のための犠牲者を、格別に大切にする心。これは世界共通のものであり、また平和への祈りでもある。
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そして、今回の、安倍総理による真珠湾訪問。
その言葉から強く私が感じたのは、
内容如何や、真摯さ如何以上に、
この75年という節目で、歴史問題に決着をつけよう、過去から未来に視点を転換させよう、という強い意思だ。
日米関係に限らない。
安倍総理は任期中、実は常に「決着」を考えながら、戦後の外交案件にあたってきたと、私は感じている。
戦後70年談話でも「子や孫に謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」とし、
昨年末の慰安婦問題にかんする日韓合意も「最終的かつ不可逆的な解決」を合意した(私個人的には疑念が残るが…)。
先日の日露交渉でも、安倍総理はプーチン大統領に「私たちの世代で終止符を打たなければならない」と、何度も述べていた。
そう、常に安倍総理は「戦後の清算」を目指してきたのだ。
問題をいつまでも引きずるのではなく、きっちり一つひとつに決着をつけ、時代を画したい。
過去から未来に目を転じて、今現在ある諸問題に共にあたっていきたい。
戦後の清算、決着。
それこそが、安倍総理の、責任感であると、今回強く感じた。
一つ、提案したいと思った。
日米関係で、更なる戦後の清算、信頼の深化を目指すなら、
お互いに、中核への慰霊を、なすべきではないだろうか?
すなわち、安倍総理によるアーリントン墓地への慰霊、
そしてトランプ大統領による、靖国神社への参拝だ。
共に慰霊し合う国同士こそ、真の「希望の同盟国」なのではなかろうか?
敵国だったアメリカの、トランプ大統領による靖国参拝をもって、
不毛な歴史戦にピリオドが打てる。
米国は常に日本の歴史問題に「失望表明」など、圧力をかけてきたが、それは一切解消するだろうし、
中韓による、日本の政治家の靖国参拝批判も、純粋な慰霊のためと米国が認める以上、批判の根拠を失うだろう。
ぜひともそのための努力を、両国とも、重ねてもらいたい。
総理の目指す「戦後の清算」に、共感と共に、ぜひ私自身もその一助になるべく、
政界復帰へ努力を重ねることを、まもなく年明けとなるこの日、改めて誓いたい。
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(追伸)
奇しくも、阿比留さんの記事でも、総理がまさに「戦後を終わらせる」ことを目指していたことが、証明された。
日米はこの「和解の力」で、戦後を清算し、未来の建設へ、世界をリードすべきだ。
→
【安倍首相真珠湾訪問】寛容の価値を世界に すぐに歴史問題を振りかざす中韓にも理解を迫る
http://www.sankei.com/premium/news/161229/prm1612290025-n1.html



