記事
- 2016年12月30日 13:28
SPA!の軍事系ライターの質が低いのは何故?
2/2更に輪をかけてひどいのは著者のブログです。
http://ameblo.jp/calorstars/entry-12232939973.html
>正面装備だけでGDP1%近くになるために、本来なら装備品を運用するために必要な人員の拡大も、燃料費も維持費用もけずっている実態など、自衛隊の生活面や福利厚生、待遇面をみているとはっきり危機的な状況が浮かび上がります。
ばかも休み休み言って欲しいものです。
この著者は糧食人件費だけでも防衛費の4割を超ていることしも知らないわけですが、そのような人物がなんと「自衛官守る会」という団体の「顧問」だそうです。
http://yakamochi.org/index.html
この団体は政治家に陳情に行ったりしているようですが、政治家もいい迷惑でしょう。
主義主張を戦わせるのは無論否定しないし、どのような政治活動をしようとご勝手ですが、小学生レベルの知識の人間がトンチンカンな要求を出すために政治家に面会を要求するのは常識的にみて政治家の時間を奪うだけで、で有害でしょう。まあ、この手合も有権者だからと歓迎する政治家もいるんでしょうけども。
>自衛隊は退職が一部を除き大部分が54歳~56歳で定年となります。これだけ定年が早いのですから、手厚い退職金や年金が本来はあるべきなのですが、激減しています。
諸外国では一定の年齢で一定の階級に達しない将兵は軍を去るシステムを採用している国は少なくなりません。
それは組織としてのピラミッドを維持するためにです。ところが自衛隊にはそのようなシステムが無いために、基本前が定年まで自衛隊にいることになります。それが防衛省の人件費の比率を挙げている一因になっています。
著者はそのようなことも知らないのでしょう。
また以下のような話は知らないのでしょうか。知っていても無視しているのでしょうか。
庶民マイナス金利でも…公務員の定期預金は“破格の高利”
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/196788
若林亜紀
>私は陸上自衛隊の予備自衛官に登録しています。民間人が年に5日ほどの訓練を受けて、有事の際の支援要員になる制度です。
> 先週、訓練で陸自の朝霞駐屯地で5日間を過ごしました。駐屯地には福利厚生棟があり、コンビニや図書室、喫茶店や床屋が入っており、職員の憩いの場となっています。そこの掲示板を見ていて驚きました。「定期貯金の利率2.46%」とあります。
> 自衛隊員のいわば社内預金にあたる共済組合貯金の利率は、普通貯金で0.99%、1年以上の預け入れが条件の定期貯金は2.46%です。来年4月から下げるそうですが、それでも普通貯金で0.49%、定期貯金で1.23%と、銀行預金や民間企業の財形貯蓄と比べて破格の高利です。私はため息をつきました。
随分と優遇されていませんか?
>民間でも必要な人材ですら合理化で早期退職制度をひいてどんどん人材をカットするという動きですが、自衛隊も同じで優秀な人材が足らず、ブラック化しているのにもかかわらず、早期退職制度をつくってどんどん人材にやめてもらえるような制度も公務員横並びであります。
>そこで、たくさんやめてさらに人手がたらないので、いつも寝不足で酩酊状態だから、演習訓練でも最後にはボロボロになるとこの記事でも確認されています。
まず士長以下の「兵隊」が足りないのはぼくが、何度も書いているように、人員削減をするときに、「正社員」である将官、幹部、曹クラスを減らさず、むしろ増やしておいて、「契約社員」の兵隊さんの採用を減らしたためです。このため1士、2士の充足率は4割台、士長を入れても7割です。兵隊が足りないのは当然でしょう。
また本来部隊を削減すべきところを、ポストが欲しいからそれをやらないがために、スカスカの部隊になっているわけです。ですから現場は常に人で不足です。
その上に他国の数倍から10倍以上も高い兵器を気前よく買っているわけです。これを適正化して人件費にまわせばいいでしょう。また自衛隊には非効率な組織運営、いわゆるお役所仕事で多くの人員が取られています。こういう無駄を削減すればいいのですがやりません
別に他人が悪いわけじゃなくて身から出たサビです。
予讃に応じて部隊規模を縮小すればいいだけの話です。
欧米先進国は勿論、中国ですらやっていることです。それが、当事者能力が無いからできないだけで、5倍に薄めるカルピスを10倍に薄めて飲んでいるのは防衛省、自衛隊です。
水増しで、人間も足りず装備も旧式で稼働率が低く、実戦で役に立たない部隊が100個あるのと、装備も人員も訓練も充実した部隊が70個あるのとどちらが有用でしょうか。
予讃の現実に目を向けず、規模だけを維持しようとするから、使えない部隊ばかりになって、戦力を弱体化されているわけです。自衛隊弱体化の原因は当の自衛隊にあります。
>解決するのは予算を倍増させることしかありません。
>少額の予算増などでは何の役にもたちません。
全くの思考停止です。
まともにカネが使えない輩にカネをばらまけば、尚更無駄遣いをするだけですよ。いくら増やして満足ですとはいいません。
例えば悪いですが、オヤジがギャンブル依存症で、女房がブランド狂いの買い物依存症の家庭みたいなものです。
借金までして競馬やパチンコにつぎ込み、昼飯は5千円のコースを食べる。結果子どもの給食費も払えない状態が、自衛隊です。
著者がいっているのは、このサラリーマンの雇い主の社長に今の給料では足りないから給料を二倍にしてほしいというようなものです。仮に給料を二倍にしてもオヤジは更に多額をギャンブルに突っ込み、ランチに1万円を使うようになって、女房はこれまたバーキンやらダイヤの指輪やらを買いまくるでしょう。
子どもの給食費にはカネはまわりません。
また現状国の借金がGDPの2倍を超えるという異常な事態となっています。
このため国民はより多くの負担を求められています。社会保障費は上がり続け、間接税も上がりました。
当然国の「社員」である公務員も相応の痛みを分け合うのは当然でしょう。むしろ税金を使う側ですから
尚更負担は必要でしょう。
民間に較べてまだまだ優遇されています。そんなことはないという人もいますが、それは上場企業など一部の例外的な「国民」をベースに比較をしているからです。特に地方自治体ではそれが顕著です。
この手の自称自衛隊の味方、自衛官の味方ほど胡散臭い連中はおりません。
はっきり申し上げて、こういう自衛隊におべっかを使う連中こそ、国防と自衛官の最大の敵でしょう。
別に愛国を商売にするなとまではいいませんが、あまりに胡乱であります。
もっとも余りアレとはいえないのかもしれません。自民党の世耕、丸川、佐藤正久氏らは「絶対に正しい自衛隊様、自衛官様を盲信することが文民統制である」てな、他の民主主義国家の議員が聞いたら卒倒するようなことを国会で平然と述べちゃうぐらい人たちですから、ある意味著者の見識は国会議員並であると言えなくもありません。



