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- 2011年08月03日 00:10
私が古川康佐賀県知事の定例記者会見で質問できなかった理由 - 於保清見
私は、8月2日の古川康佐賀県知事の定例記者会見に参加したいと思い、県庁と県政記者クラブに申し込んでいたが、傍聴しか許されなかった。
県庁広報課と県政記者クラブ幹事社・読売新聞社の回答は同じだった。
「県と記者クラブ共催の記者会見なので、記者クラブ以外の方は、オブザーバーとして参加できますが、質問はできません」
どうして質問ができないのか、理由をきいた。
「記者クラブはフリーランスと違って、県庁に常駐し、県の情報を流してくれる。記者会見には時間の限りがあり、記者クラブが優先して質問できるように決めている」(県庁広報課)
「共催の県庁が記者クラブの質問を優先したいとしている。(質問者の)人数の線引きが難しいから」(読売新聞社)
ただし、県庁広報課は「今まで、こういう(フリーランスが記者会見に出席し、質問したいという)要請がなかった。今後、検討する」とも話していた。
県庁と記者クラブがフリーランスの取材・報道の自由を侵害しているのではないかという質問には、両者とも「記者会見で質問できなくても、(それ以外の機会に)取材することはできるから、問題はない」と答えた。
現在、インターネットの普及により新しいメディアが多く存在するが、記者会見は特定のマスコミ企業にしか開放されていない。この特権を使い、一部マスコミ企業が情報を独占し、ときに偏った報道を生み出している。私は健全なジャーナリズムを求め、これからも記者クラブ問題を追及していきたい。
県庁広報課と県政記者クラブ幹事社・読売新聞社の回答は同じだった。
「県と記者クラブ共催の記者会見なので、記者クラブ以外の方は、オブザーバーとして参加できますが、質問はできません」
どうして質問ができないのか、理由をきいた。
「記者クラブはフリーランスと違って、県庁に常駐し、県の情報を流してくれる。記者会見には時間の限りがあり、記者クラブが優先して質問できるように決めている」(県庁広報課)
「共催の県庁が記者クラブの質問を優先したいとしている。(質問者の)人数の線引きが難しいから」(読売新聞社)
ただし、県庁広報課は「今まで、こういう(フリーランスが記者会見に出席し、質問したいという)要請がなかった。今後、検討する」とも話していた。
県庁と記者クラブがフリーランスの取材・報道の自由を侵害しているのではないかという質問には、両者とも「記者会見で質問できなくても、(それ以外の機会に)取材することはできるから、問題はない」と答えた。
現在、インターネットの普及により新しいメディアが多く存在するが、記者会見は特定のマスコミ企業にしか開放されていない。この特権を使い、一部マスコミ企業が情報を独占し、ときに偏った報道を生み出している。私は健全なジャーナリズムを求め、これからも記者クラブ問題を追及していきたい。
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