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- 2011年07月12日 01:20
佐賀県庁が一時、騒然 市民250人が古川康知事に玄海原発の再稼働断念を求める-於保清見
7月11日午前10時、梅雨明けの炎天下のもと、九州各地のみならず、関西や関東、福島県からも老若男女250人が佐賀県庁玄関前に集まった。「佐賀県庁包囲! 1000人アクション」の呼びかけに応じたもので、俳優の山本太郎さんの姿も見られた(写真)。
玄海原発(佐賀県玄海町)が再稼働されれば、他県の原発もドミノ式に再稼働されるおそれがある。事故が起きればもちろん、事故が起きなくても、原発は立地県だけの問題ではない。
「向こうは本気で原発を動かそうとしている。私たちも本気で取り組まないといけない。向こうはお金がかかっているだけだが、私たちは命がかかっている」(山本さん)
参加者は玄海原発の再稼働断念を求める要請書を古川康知事に手渡そうとしたが、県庁職員が廊下に机を並べるなどして阻止。怒号が飛びかい、一時、騒然となった。
山本さんが「きちんと対話をしよう」と訴えたことなどもあり、原子力安全対策課の職員がロビーで要請書を受け取った。福島県から幼い子ども3人を連れて福岡県に避難している女性は、「福島県は『原発は安全です』と言い続けてきた。そして、実際に事故が起きると、『国にだまされた』と言って、何の補償もしてくれない。佐賀県も同じことをしようとしている」と職員に思いを伝えた。
主催者の1人で、NPO法人「九州・自然エネルギー推進ネットワーク」代表の小坂正則さんは、「今日のアクションが草の根で広がり、次につながれば」と話していた。
玄海原発(佐賀県玄海町)が再稼働されれば、他県の原発もドミノ式に再稼働されるおそれがある。事故が起きればもちろん、事故が起きなくても、原発は立地県だけの問題ではない。
「向こうは本気で原発を動かそうとしている。私たちも本気で取り組まないといけない。向こうはお金がかかっているだけだが、私たちは命がかかっている」(山本さん)
参加者は玄海原発の再稼働断念を求める要請書を古川康知事に手渡そうとしたが、県庁職員が廊下に机を並べるなどして阻止。怒号が飛びかい、一時、騒然となった。
山本さんが「きちんと対話をしよう」と訴えたことなどもあり、原子力安全対策課の職員がロビーで要請書を受け取った。福島県から幼い子ども3人を連れて福岡県に避難している女性は、「福島県は『原発は安全です』と言い続けてきた。そして、実際に事故が起きると、『国にだまされた』と言って、何の補償もしてくれない。佐賀県も同じことをしようとしている」と職員に思いを伝えた。
主催者の1人で、NPO法人「九州・自然エネルギー推進ネットワーク」代表の小坂正則さんは、「今日のアクションが草の根で広がり、次につながれば」と話していた。
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