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東京新聞の社説が良かった

東京新聞の社説が一番いいことを書いている。
「天皇誕生日に考える」「誠意と熟議の国民総意に」と題する社説だ。 

有識者会議に招かれた退位反対の識者たちの言い分を紹介し、「皇后さまと共にする国民との接触に違和感や反発すら示してもいます。」と書いている。 

そして、ここが立派な記述だが、「この識者たちを保守派と一括りにはできません。」と書き、「退位容認の保守派識者は少なくなく、天皇のお言葉を敬い尊ぶ『承詔必謹』こそが保守とする人々は天皇の意向実現に全力を尽くすべきだと主張しています。」と紹介してくれている。 

さらに「退位容認の識者にほぼ共通するのは天皇の『象徴的行為』への理解で、敬意も含まれます」と書いている。 

ここがまた重要な個所なのだが、「昭和天皇の1946年の人間宣言は、国民との紐帯は神話と伝説ではなく、『信頼と敬愛』によるというものでした。」と書いている。
これは忘れていた。確かに重要な言葉だ。 

今上陛下も国民との『信頼と敬愛』を最も重要なものだと認識されている! 

社説後半で「退位はもちろん、皇位の継承や天皇を助ける宮家をどうするのかなども問い続けなければなりません。」と、ちゃんと啓蒙しているのも立派。
わしとしては「女性宮家の創設が必要」と旗幟鮮明にしてほしいところだが、公平性を保ったのだろう。
産経新聞なら「旧宮家の復帰」とか、モロ出しなのだが。 

「皇位は国民の総意に基づいているのです。」という締めくくりもいい。
安倍政権は国民の総意よりも、ほんの一握りの男系固執派の意向に沿った「特措法」で、熟議なしで、国民の目を盗んだ水面下で、退位を片付けてしまえと思っている。 

民進党は「国民の総意」を代弁して「典範改正が必要」と訴えてほしい。
熟議こそが民主主義の要諦である。

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