- 2016年12月20日 12:14
1文字0.5円で搾取されていた皆さんへ(我ながら熱い!)
1/2業務連絡
本日21時50分からAbemaTVの生放送で討論会に参戦します。パクリ問題じゃないですよ、別件。夜遅いので迷ったけどMCが小籔さんだったもので・・www スマホのアプリで見てください。
また、今週の週刊プレイポーイにコメント出てます。いまの週プレって若者向けじゃないんですな。「ネット検索を疑え」特集です。
まずは0.5円ライター諸氏に苦言をいいたい
「クラウドソーシングサイトも共犯だ」 キュレーションメディア炎上騒動についてWELQ記事寄稿ライターが怒りの告発
――今回のWELQ騒動では「記事を執筆したライターの責任」も問われる形になっていますが、このことについてはどう思いますか
A氏:それはライターにも責任があると思います。しかし原稿料は1280円です。さらにもしその記事が100万PVを達成しても報酬は変わりません。ですから感覚としては、責任がとれるのは1280円分という認識でした。それに私たちは、どの媒体で記事を書いているのかも知らされないんです。
今回の一連の事件で、末端のライターは物凄い安い金額で働かされていた。直発注ではなくてランサーズやクラウドワークスの「内部ディレクター」経由での発注もあった。つまり盗用は
1 発注者(DeNAばかりじゃないけどね)
2 間にはいったクラウドソーシングの大手
3 ライター
の組織的な大窃盗団によって行われていた。問題はどこまでは犯罪の意識があったかということだ。マニュアル作ってる以上のランクの奴は絶対あったでしょ。ものすごいクレームが来てたわけだし。
内部で製作していたといわれるMERYも、実情はタコ部屋形式でバイトの女子大生にパクリをやらせていた。
「MERY」記事量産の現場 「90分に1本のノルマ」インターンが証言
「○○からクレームが来たから、インスタ画像の引用をしないように。××サイトの記事は引用NGになったから使わないように……といった注意喚起が頻繁にありました」
「だんだんメジャーなサイトから引用できなくなってきて、90分で1本書くのが難しくなりました。一方、勤務時間外でネタを探したり、他のキュレーターが書いた誤字脱字の校閲作業を負わされたり。時間の融通がきくというだけでは割が合わないなと思って辞めました」
一方、それってパクリ記事を作っているという意識はなかったの? と聞くと、「そう言われればそうだなという気持ちはあります」
「でも、引用元を記せばOKというルールだったし。社員さんの指示に思考停止状態だったというか、深く考えなかったです」と話します。
はー、この子馬鹿なの??っていうのが素朴な感想。
時給1000円で90分で1本書くわけだから、この女子大生も0.5円ライター。
○○からクレームが来るというのが頻繁にあるってことは、普通の頭なら「これってマズイことしてるのでは・・」って考えるでしょ。引用元記せばOKというのはMERYが勝手に決めたルール。ググれば「引用を満たす用件とは」とか普通に出てくるから違法なのは分かるはずだ。こういう子が就職すると、「会社に言われた」ということで何も考えずに老人に絶対損する債権売ったり、粉飾決算したり、絶対効果の出ないことが分かってる広告プランを取引先に案内しちゃうんじゃない?
刑法では基本的には「犯罪を犯している」という意識がない場合は罰を受けない。が、だからといって組織犯罪に手を貸していたのは間違いない。まずはこれを認識して欲しい。でないと次に進めないのです。「激怒」ってライターが言ってるけど激怒してるのはパクられた側だよといいたい。あなたは金のために手先となって他人の財産を盗んだのです。激怒する資格無い。