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スター・ウォーズに憧れる者たちのスター・ウォーズ「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」



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さっそく観てきました。「GODZILLA ゴジラ」のギャレス・エドワーズが撮った「スター・ウォーズ」シリーズのいわゆるスピンオフ。わたくしエピソード7が一番面白い!といってしまうようなフォースの足りてない人間ですのでアレですが、ひとこと言わせてください。面白かった!

今までの「スター・ウォーズ」は、アナキンとルークを軸に歴史を縦軸に掘り進めていたと思うんですが、本作はいわば横に掘っているのですね。そして、エピソード1〜3が全然面白いと思えなかったぼくからすれば「なんだ!最初からこれをしてくれればよかったじゃん!」と思うところがあります。

まったく新しいものが観れるわけではないですが、とても面白い、満足度の高い「スター・ウォーズ」でした。最低限、押さえておくべきはエピソード4ですが、それもがっつりみなくていいです。「ルークがアレのアレをアレする話」ぐらいまでは把握しておいてください。本作はその前日譚の様相を呈しています。

監督のギャレス・エドワーズは「スター・ウォーズ」をきっかけに映画監督を志したそうで(映画監督として2作目で「ゴジラ」を撮って3作目で「スター・ウォーズ」ってどんだけすごい人なんだと思いますが)。「フォースの覚醒」を撮ったJJ ・エイブラムスも含め、すでに現在「スター・ウォーズ」をはじめとするSF映画を撮っているのは、物心ついたときに「スター・ウォーズ」にやられた世代に移行しています。

そんな彼らが、ただのシリーズものを担当したのでなく「俺の大好きな/俺が観たいスター・ウォーズ」なわけです。それだけに、面白さの勘所は絶対はずさないのですね。最後にちらっと「VIP」を出てくる心憎い展開がありますが、あれなんて「俺(スター・ウォーズファン)が観たいスター・ウォーズ」のまさに具現化なのであります。彼の登場でほんとわかりやすく「キターーーーーーーー」と、気持ちが高揚しました。

本作が「『スター・ウォーズ』に憧れる者によって作られた『スター・ウォーズ』」であるのを象徴するのが、ドニー・イェンの演じるかっちょいい僧侶です。彼はフォースは使えないのですが、ことあるごとに「フォースがフォースが」と口にする。あそこまでいったら渋谷の若者が口にする「バイブス」「グルーヴ」と変わりません。作中の時点ではジェダイは滅亡したと思われていたわけです。今やだれも信じていないフォースを信じ、戦うその姿。実はそれって、子どもの頃に「スター・ウォーズ」に憧れて、(たぶん)バットやほうきをライトセイバーに見立てて遊んでいた「スター・ウォーズ」ファンの姿そのものなのではないでしょうか。

何より、この映画を観たあとは絶対「エピソード4」が観たくなりますし、「エピソード4」がより奥行きをますます面白く観られると思うのです(さっきレンタルショップ行ったらすでに全部借りられていました。当たり前です)。世には前作をぶっ壊すような酷い続編が山ほどありますが、これほど親孝行で有能な「息子」も早々いません。本作は「スター・ウォーズ」へのリスペクトにあふれた「スター・ウォーズ」。フォースはないけどフォースを信じて戦った名もなき戦士たちが「希望」をつなぐ物語なのであります。

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