南シナ海で中国海軍が米軍の無人海底調査機(UUV)を捕獲し、持ち去りました。
この海域はハーグ平和会議国際常設仲裁法廷で中国の領有権が否定された国際水域です。
米国政府は無人海底調査機の返還を要求しています。
この無人海底調査機は海底の状況を調べたり、水中に仕掛けられた機雷を発見、除去する目的で使用されます。今回は海底地形調査のミッションを行っていました。
無人海底調査機はアメリカ海軍会場輸送司令部所属の調査船バウディッチが放ったもので、バウディッチを追跡していた中国の艦艇がそれを捕獲し、持ち去ったのだそうです。
地政学サイト、ストラトフォアによると今回の中国の行為は計算された(premeditated)行動だそうです。
ドナルド・トランプが台湾の総統と電話で話をしたことに対する報復という風にも考えられると思います。
通常、無人海底調査機は16時間、海中で作業することが出来、潜水艦の航行を安全にするためのデータベース構築に使用することもできます。
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- 2016年12月17日 04:27