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役所の事務は前近代過ぎて

次々に個人番号の届出依頼が役所から来る。僕として、それだけ細々とした仕事でこき使われている証拠である。その仕事で良いことというと、ブログのネタに事欠かないこと、つまり世の中が少し分かることか。

個人番号の届出依頼で思うのは、同じ国の機関でも、依頼文面の様式、必要書類とその要件が千差万別なことである。何でここまで違うのか不思議に思うし、そもそもは個人番号のやり取りについて役所間で連携のないことも不思議である。

依頼文面の様式や要求する書類については、もう少し互いに協議し、同じフォーマットで依頼してほしいと思う。独自に依頼書を作る方も大変だろうが、依頼される側として、いちいち依頼文章を読むのが面倒きわまりない。

互いに連絡を取りあうことについて、連絡を取れる条件と範囲が法的に定まっているから限度があるということは知っているつもりだが、それにしても煩雑過ぎる。僕としては、どうせ税金の関係だから、公的機関であれば、それを民間に流さないとの制約さえ課せば、1つのデータベースを共通で使えばいいと思っている。共有化で困るのは税金をちょろまかそうとしている金持ちだけだろう。庶民には関係がない。

そんな思いでいたら、父親が亡くなり、その後の処理で大忙しのO氏から役所に対する文句のメールが来た。死亡届を出した時に、予め「こうこういう書類が必要になる」と一覧で示してほしいという文句である。もちろん、今の役所は不親切というか気配りがないから、O氏は東京から実家のある群馬の役所まで車で何回も往復しているし、これからも必要になるとのこと。それも、司法書士に相続手続きを依頼しているのに、である。

確かにそうである。相続に必要な書類は煩雑である。そんなことは一生のうちに数回しかないし、そんな事態が起きるのは大抵の場合、頭が耄碌しかかった時である。役所として、マニュアルを作っておいて欲しいものだ。僕の場合、実家のある役所までは電車だけで済み、往復3時間程度だった。このため大きな文句はなかったが。

これから老齢化社会が佳境に入る。役所も、老齢化に向けた対応をしておかないと、事務がとんでもなく滞ること請け合いである。

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