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オスプレイ大破、懸念が増す

沖縄県名護市沿岸で、13日夜、米軍普天間飛行場(宜野湾市)所属の垂直離着陸機オスプレイが、不時着を試みて浅瀬に着水し、大破しました。米海兵隊によると、乗員5人は救助されましたが、2人がけがをしている、とのこと。原因は、空中給油機から給油を受けている際に、給油ホースが切れてオスプレイのプロペラを損傷した、と説明されています。
キャンプ・シュワブへの帰還を試みたが、たどり着けず浅瀬に不時着水を試みたそうです。

翁長知事は、「墜落と認識している」として、政府に抗議文を提出しました。日米の政府は、今回の事故を「不時着」「landinng」としていますが、翁長知事など沖縄の関係者、そして米軍の準機関紙は、「墜落」「crash」としていて、見解が分かれています。徹底的に原因を究明してもらいたいですし、その結果で、どちらなのかわかるかと思います。

また、別のオスプレイ1機が、同じ13日夜に、普天間飛行場に胴体着陸していたことも、明らかになっています。オスプレイは、米軍の新型主力輸送機で、主翼両端のプロペラの角度によって、ヘリコプターのような垂直離着陸と、固定翼機なみの速度での長距離飛行ができるのが特徴です。すでに普天間飛行場に24機が配備されていて、2017年から米軍横田基地(東京都福生市)などに、順次配備する計画、ということです。

日本政府は、安全が確認されるまでの飛行停止を要請し、米側は運用を当面停止するとしています。当然のことだと思います。また、在沖縄米軍トップのニコルソン調整官が、「パイロットは県民に被害を与えなかった。感謝されるべきだ。」と不満を示したと報じられています。
抗議に行った副知事が、「ニコルソン氏は机をたたく勢いで、感情的になっていた。植民地意識丸出しだと感じた」と述べています。何ということだろうと、憤りを感じます。

原因究明を徹底する必要がありますが、その調査に日本側が参加できない、という現状を変えていくべきだと思います。今回の大破によって、事故が多く危険だから配備に反対と声をあげてきた懸念が更に増し、現実のものになりました。オスプレイ訓練用ルートは、長野県の私が住んでいる軽井沢の上空も通ります。関係する市町村でも、国に対する不信が高まっている、と伝えられています。徹底した原因究明と情報の開示、そして、配備計画の見直しをしてほしいと思います。

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