記事

マードック帝国スキャンダルの登場人物総まとめ

1/3
イギリスで最近大きな話題になったマードック・スキャンダルについて聞いたことがある人も多いでしょう。世界のメディア王ルパート・マードック氏率いるニューズ・コーポレーションがイギリスで発行する人気タブロイド紙ニューズ・オブ・ザ・ワールドが長年続けていた盗聴事件とそれに関する逮捕劇。海外では連日報道されているこの話題、その登場人物や経緯に関するまとめ記事があったので今回紹介してみたいと思います。 ― SEO Japan


画像を見る
“ニューズ・インターナショナルでの仲間であるあなたたちが、私が言わなければならないことを最初に聞くこと、そしてあなた達が私から直接それを聞くことは至極当然のこと。だから私はあなた達がここに来て聞いてくれることにとても感謝しているわ。”
- レベッカ・ブルックス

とある世界(ニュース・オブ・ザ・ワールド)の終わり



201177: ニュース・オブ・ザ・ワールド(NotW)が見捨てられた日だ。その新聞やそこで成功したジャーナリズムのスタイルに対するあなたの考え方を問わず、168年続いた出版物が終わるのはとても憂鬱なことだ。それは国民的な機関だったが、そんなにも見事に終止符を打ったのは、告発された犯罪の存在があったからだ。

長い間NotWによる多くの記事は電話の盗聴によって情報を得ていたことが発覚したのだ。しかし、それは有名人だけだったし、別にいいんじゃないかって?それは意見の分かれる問題である。しかし、殺害された10代のミリー・ダウラーさんの携帯電話が、この新聞を代表する記者によって盗聴されていたようだと明らかになると、もう戻る道はなかった。

ニュース・オブ・ザ・ワールドの終了は、金になるイギリスのテレビ、電話、ISP会社BSkyBを買い付ける額を引き上げることを試みるマードック帝国のために食肉処理場に行く子羊のようだと主張する人もいた。しかし、NotWが廃刊した1週間後、BskyBとの取引も断念した。また、それは、NotWの元編集者であり、ニューズ・インターナショナル社のCEOでありニューズ・コーポレーションの上層部の近しい友人であるマードック最愛のレベッカ・ブルックスを守るためだったと主張する人もいた。

7月19日、ルパート&ジェームズ・マードックが国会議員の質問を受けた時、彼らは共に急いでブルックスの擁護をし、ルパートは、“私は彼女を信じていたし、信用していたし、今も彼女を信用している”と言った。ニュース・オブ・ザ・ワールドがブルックを守るために廃刊となったのかどうか聞かれた際に、ルパートはこう答えた:“二つの決定は全く無関係である。この新聞は、読者の信用を損なったことが理由で廃刊となった。”

この新聞は、BSkyBとの取引を進めようとしてできる限り早く見捨てられたのかもしれないが、広告主はわんさと去っていたし、読者や非読者、他の新聞などありとあらゆる所から激しい非難が来ていた。マードックは、ニュース・オブ・ザ・ワールドに他に道はないことが分かっていて、彼らにとってその決断に達することは簡単なことだったのだ。もしそれが、他のどこかで彼らの点数稼ぎになったとしたら、それは思いがけないことだったのだ。

そして今、殺害された8歳のサラ・ペインさんの母親もNotWが雇った私立探偵の電話盗聴の被害者だったかもしれないことが明るみになり、この悲劇の結末は全く見えなくなっている。

電話盗聴のスキャンダルにはすでにその罪をかぶった生贄がいるが、非難が続いていることからも、現状とここまでの経緯と関係のあった主要人物に目を向ける価値はある。

登場人物:誰が誰?



何人かの名前はあなたも良く知っているだろうし、そうでもない人もいるだろう。しかし、ここに出て来る全ての人達が何らかの形で電話盗聴のスキャンダルに関与している。ここでは、誰が誰で、この出来事の中でどんな役割を担っていた可能性があるのかもしくはないのかを見て行くことにする。そして、誰に何の責任があるのかを私達が見い出すためにキーを握っているのはこれらの人達である。

収益の面では世界で2番目に大きなメディア複合企業で、7月初旬に廃刊するまでニュース・オブ・ザ・ワールドを所有していたニューズ・コーポレーション(1979年創立)の創設者でありCEO。

このスキャンダルにおけるルパートの役割はまだ決定されていないが、多くの人はCEOとして彼は電話盗聴が行われていることに気が付いていたはずだと主張している。そして、もし仮に彼が知らなかったとしたら、なぜ彼は知らなかったのか?彼はジェームズ・マードック(下記)の父親でもある。


ニューズ・コーポレーションの創設者の息子であるジェームズ・マードックは、ニューズ・コーポレーションではヨーロッパ・アジア部門の会長兼CEOである。彼は2007年12月からこの地位に就いている。しかしながら、彼がフェスティバル・レコーズの会長として初めてニューズ・コーポレーションに加わったのは1996年のことだ。その後、彼は、ニューズ・コーポレーション傘下の経営難のアジアの衛星放送サービス、スターTVの会長兼最高責任者を含む数々の地位に就いてきた。スターTVは2000年5月にジェームズによって香港に移されている。

ジェームズは、2003年初め、ニューズ・コーポレーションが少数の株を保有する企業、BSkyBで重役となった。その年の後半にはCEOになっている。2007年12月にはBSkyBでのCEOを引退し、その代わりに非常勤会長となり、ニューズ・コーポレーションでの今の立場へと移行している。2009年2月、ジェームズ・マードックは調剤会社グラクソスミスクラインで非常勤重役として任命された。
父親のルパートと同様に、電話盗聴のスキャンダルにおけるジェームズの立場は明白ではないが、企業内の上の立場であることを考えると、彼もニュース・オブ・ザ・ワールドで起きていたことを知っていたに違いないと人々は示唆している。その特定の発行紙と頻繁に直接やりとりが合ったわけではないため、これまでのところ、彼はどうにかスキャンダル内の直接の関連から一定の距離を置いている。

ブルックスはこの電話盗聴の大失態のキーパーソンの1人だ。2000年から2003年までのニュース・オブ・ザ・ワールドでの編集長としての彼女の務めの中で、理論上彼女はこの新聞で起きた全てのことに対して直接責任がある。ブルックスは、2003年にサン・ニュースペーパーの編集長に移動し、ニューズ・インターナショナル社の最高責任者に就く2009年まで務めた。

ブルックスは電話盗聴について何も知らないと主張し続けてはいるものの、具体的にミリ―・ダウラーさんのケースでは、彼女は何が起きていたのか知っていたという陳述が続いている。ブルックスは2011年7月に逮捕された。

トピックス

ランキング

  1. 1

    橋下氏 任命拒否の教授らに苦言

    橋下徹

  2. 2

    田原氏 野党は安易な反対やめよ

    たかまつなな

  3. 3

    倉持由香 初の裸エプロンに感激

    倉持由香

  4. 4

    コロナ禍も国内工場は異常な強さ

    PRESIDENT Online

  5. 5

    iPhone12かProか...売り場で苦悩

    常見陽平

  6. 6

    数字を捏造 都構想反対派の欺瞞

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

  7. 7

    ベテランは業界にしがみつくな

    PRESIDENT Online

  8. 8

    のん巡る判決 文春はこう考える

    文春オンライン

  9. 9

    社民党分裂 背景に立民の左傾化

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

  10. 10

    世界も注目 鬼滅映画の大ヒット

    木走正水(きばしりまさみず)

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。