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11月米輸入物価、9カ月ぶりの大きな落ち込み

[ワシントン 13日 ロイター] - 米労働省が13日発表した11月の輸入物価指数は前月比0.3%下落と今年2月以来9カ月ぶりの大きな落ち込みとなった。ドル高の再燃で石油が値下がりし、輸入物価全体を抑制した。下落は3カ月ぶり。市場は0.4%の下落を予想していた。

10月の数字は当初発表の0.5%上昇から0.4%上昇に下方改定された。

前年同月比でみると11月の輸入物価は0.1%の下落と、2014年7月以来の小さな落ち込みにとどまった。10月は0.3%の下落だった。

11月の輸入物価は軟調だったが、労働市場が引き締まり経済は堅調さを示していることから、連邦準備理事会(FRB)が14日に利上げするとの観測に変化はないとみられる。

2014年6月から今年の1月にかけて、ドルが米国の主要貿易相手国の通貨に対して上昇を続けたことは、輸入デフレをもたらし、FRBが掲げる2%のインフレ目標を下回る水準に物価全体の伸びを抑制してきた。

ドル上昇の勢いは今年に入って衰え、輸入物価の押し下げ圧力も一部和らいだものの、11月8日の米大統領選のトランプ氏勝利をきっかけにドルは再び上昇している。ドルは選挙以降、貿易加重平均ベースで3.5%値上がりした。

ただ、原油価格が1バレル=50ドル近辺で推移していることや、労働市場が引き締まり最大雇用の状態が近づいていることは、ドル高に伴う物価押し下げ効果を軽減すると期待されており、物価は目標に向けて上昇すると考えられる。

前月比でみた11月の輸入物価は、石油が4.7%の下落で今年2月以来となる大きな下落率となった。10月は7.3%の上昇だった。11月の石油価格の下落は、天然ガスの10.6%上昇を相殺した。

石油を除く輸入物価は横ばいだった、10月は0.1%の下落だった。

輸入食品は1.5%値上がりした。資本材は0.2%下落し、自動車は0.1%下落した。自動車を除く消費財は0.1%の下落だった。

同時発表された11月の輸出物価指数は0.1%の下落だった。10月は0.2%上昇だった。前年同月比では0.3%下がり、14年8月以来の小幅な下落率となった。10月は1.0%下落だった。

11月の輸出物価は農産品が0.6%の上昇。野菜が11.5%の大幅な値上がりとなったことが影響した。一方、産業資材・原料は0.3%値下がりした。

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